機械受注4月は前月比10.8％増、判断「持ち直しの動き」に上方修正

［東京　１５日　ロイター］ - 内閣府が１５日に発表した４月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額（季節調整値）は前月比１０．８％増となった。２カ月連続の増加。内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。

ロイターの事前予測調査では前月比１．５％減が予想されており、結果はこれを上回った。

製造業は前月比１０．３％増の５０１４億円で、２カ月連続で増加した。１７業種中１２業種が増加し、５業種が減少。最もプラスに寄与した業種は「電気機械」。「情報通信機械」や「自動車・同付属品」も押し上げ方向に寄与した。

非製造業（除く船舶・電力）は同８．９％増の４６８８億円で、２カ月連続で増加。１１業種中６業種が増加し、５業種が減少した。業種では「その他非製造業」や「運輸業・郵便業」、「金融業・保険業」などがプラスに寄与した。

外需は前月比５２．１％増の１兆６５５５億円で、３カ月ぶりに増加した。

機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。

＊内閣府の発表資料は以下のＵＲＬでご覧になれます。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/menu_juchu.html

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（杉山健太郎）