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B2B向けの企業・人物データを提供するズームインフォは2026年9月30日(米国時間)、AIエージェントのオーケストレーション基盤を開発するDoubleO.aiを買収したと発表した。両社の技術を組み合わせ、営業やマーケティングの一連の業務をエージェントが最初から最後まで実行できるようにするという。
B2B向けの企業・人物データを提供するズームインフォ(ZoomInfo)は2026年9月30日(米国時間)、AIエージェントの連携を担うオーケストレーション基盤を開発するDoubleO.aiを買収したと
発表した。DoubleO.aiの技術を自社のデータと組み合わせ、営業やマーケティングなどGTM(Go-to-Market:市場開拓から販売に至る一連の活動)の業務を、エージェントが最初から最後まで実行できるようにするという。買収金額は明らかにしていない。
ズームインフォによると、複雑な作業を任せたエージェントがハルシネーション(もっともらしい誤り)を起こしたり、実行のたびに手順が変わったりするため、多くの企業が「見栄えのするデモ」の段階で止まり、実際の業務を任せられずにいるという。
DoubleO.aiの技術は、すでにフォーチュン500企業などのGTM業務で使われているという。一方のズームインフォは、1億社超の企業、5億件の連絡先、数十億件のシグナルからなるB2Bデータを持つ。両社の技術を組み合わせ、兆候の検知から実際の働きかけまでをエージェントが一貫して担う形を目指す。
同社は活用例を2つ挙げている。1つは、自社製品を社内で推してくれていた顧客側の担当者(チャンピオン)が転職した場合だ。エージェントが転職先が狙うべき顧客像に合うかを確かめ、購買に関わるメンバーを洗い出したうえで、その担当者との過去の関係を踏まえて連絡する。もう1つは成約案件の活用で、受注の理由を分析して導入事例の原稿を作成。さらに受注先の競合のうち、まだ取引のない10社を探し出して働きかけるという。
ズームインフォの創業者でCEOのヘンリー・シャック氏は「収益部門のリーダーは誰もがAIエージェントのデモを見たことがある。だが、実際のGTM活動を最初から最後まで動かすところを見た人はほとんどいない」と述べた。DoubleO.aiは2024年創業で、CEOのデレク・オズグッド氏は「エージェントが毎回同じようには動かないため、人がすべての手順を見張る必要がある」と、既存のエージェントの課題を説明した。
ズームインフォは、APIとMCP(Model Context Protocol)でAIエージェントにデータを提供する「GTM.AI」も展開し、セールスフォースのAgentforceやClaude、ChatGPTなどと連携する。営業支援AIのゴングが9月30日に発表した「
Gong Enrich」でも、データ提供元の1社となっている。
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