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- 2026/09/28 07:10 掲載
【保存版】デロイト流「AI活用術」大解剖、学習データの整備術・若手育成術も凄い…
法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 / d-strategy,inc / Third Ecosystem,inc / Inclusive AI,inc 代表取締役CEO
野村総合研究所、産業革新投資機構JIC-VGIなどを経て現職。法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 准教授として、産業価値デザイン研究室にて生成AI・AIエージェントや、フィジカルAI・AIロボット、データスペースなどデジタル技術・先端技術をビジネスや社会の価値へ転換するための手法論の教育・研究を実施。
戦略・DX支援企業のd-strategy,inc(企業のAI変革、DX戦略、デジタルソリューション戦略)を創業し代表取締役として、フィジカルAI、AIエージェントをはじめとするデジタル化・自動化・技術変化の中での企業やスタートアップのDX/ソリューション・イノベーション戦略を支援。
また、グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォームのThird Ecosystem,incの代表取締役CEOとして海外・国内のスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学/政府機関/スタートアップ)の連携・活性化、スタートアップ企業やエコシステム企業の海外展開支援や、海外スタートアップの日本展開に取り組む。
Inclusive AI,incにおいて盲ろう者(目が見えない・見えづらく、耳が聞こえない・聞こえづらい)、視覚障害者、高齢者等向けのAIエージェントなどのAIサービス開発を実施。「制約のある方を含めすべての方が前向きに活き活きと暮らし、学び、挑戦できる世の中」をAIエージェントやフィジカルAIを通じて実現していくことを目指す。
最新刊として『フィジカルAI進化論~自律するロボットとともに作る産業の未来~』(SBクリエイティブ)を26年10月1日に出版予定。
その他、近著に『生成DX~生成AIが生んだ新たなビジネスモデル~』(SBクリエイティブ)、『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』(日経BP)、
『製造業プラットフォーム戦略』(日経BP)、『日本型プラットフォームビジネス』(日本経済新聞出版社)があり、ビジネス+IT連載『デジタル産業構造論』、MONOist等にてWebメディア連載。
youtubeチャンネル『フィジカルAI時代の産業論 (d-strategy / Third Ecosystem 小宮昌人)』 @dstrategyinc にて生成AIをはじめ産業のデジタル化を解説
特徴(1):社員のAI活用を広めた「社内インフラ」
企業のAI変革をリードする前提として、デロイト トーマツ自身が自社内において徹底的にAIを使い倒している。その実態は、現在のコンサルティングファームのビジネス構造そのものを大きく変容させつつある。社内における最大のコンセプトは、「0からコンサルティングを始めるのではなく、AIを活用してあらかじめ5割(50%)まで仕上がった状態からスタートする」というものである。このアプローチにより、劇的な「時間の圧縮」がもたらされた。
従来であれば詳細なリサーチ、データの整理、スライド資料の構成策定までに最低3カ月を要していたコンサルティングプロジェクトを、わずか1.5カ月で完結させることが可能となった。
現在、コンサルタント職のほとんどが日常的にAIを活用しており、パブリックセクターのようにクライアント側から貸与されたPCしか使えないなどの物理的なセキュリティ制約がある領域を除けば、実質的にほぼすべてのコンサルタントがAIを相棒として業務を行っている。
これを支えているのが、セキュリティと高度なデータ活用を徹底的に追求して構築された、独自の「三層構造」インフラである。
- データ層
社内外の多種多様なシステムやデータベースからデータを安全に収集・統合して構成・管理している。- LLM層
利用者が用途に合わせて複数の大規模言語モデル(マルチモデル)から最適なものを自由に選択して利用できる構造となっている。- アプリケーション層
コンサルタントを強力に支援するデロイト独自のインターフェース群が稼働している。高度な検索・データ分析を行う「Deep Research(ディープリサーチ)」、資料作成を劇的に効率化する「パワーポイント自動生成ツール」、そしてコンサルタントが独自にリサーチ設計などを自動化する「AIエージェント」、コンサルタントが個々にRAGを構築できるWorkspaceなどが挙げられる。
これらのアプリケーションは、厳格なガバナンスと統制プログラムの元で運用される社内AIプラットフォーム上で一元的に提供されており、個別開発アプリが社内にボトムアップで乱立するのを防ぎ、セキュリティ上の安全性を担保している。
特徴(2): AI活用の難関「データの匿名化・マスキング」術
しかし、最も困難な技術的な壁となったのが、監査法人系グループとして絶対に避けて通れない「データのサニタイズ(匿名化、機密情報のマスキング)」と「AIの文脈理解」のジレンマであった。
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