- 2022/07/26 掲載
緩和継続「賃上げ後押し」=6月の日銀会合議事要旨
日銀は26日、6月16、17両日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。2%の物価目標の達成に向け、多くの政策委員が賃金上昇の重要性に言及した。委員の一人は「金融緩和の継続は、企業による持続的な賃上げを後押しするために有効だ」と強調。来年の春闘での賃金上昇を促すため、大規模緩和を続けるべきだとの考えを示した。
製品や商品をめぐる最近の相次ぐ値上げの動きを踏まえ、ある委員は、物価や賃金が上がらないというこれまでの人々の見方に「変化の兆しが見られ始めている」と分析。企業が値上げしても個人消費が拡大を続けられるような「強靱(きょうじん)な経済環境を整える必要がある」として、物価上昇以上の賃上げが不可欠との意見も出された。
【時事通信社】
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