• 2022/07/28 掲載

米FRBが0.75%利上げ、経済指標弱含みを指摘:識者はこうみる

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[27日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は26─27日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.25─2.50%とした。

市場関係者の見方は以下の通り。

<クレセット・キャピタルのジャック・アブリン最高投資責任者(CIO)>

広く予想されていたことであり、全会一致の決定だったことは心強い。ボルカー元連邦準備理事会(FRB)議長以降でFRBの最も積極的な一連の動きだ。

今回の結果でなければネガティブサプライズになっただろう。(利上げ幅が)過度に小幅ならFRBに対する信頼が損なわれ、過度に大幅なら経済への信頼が損なわれることになる。うまく周知させ、期待値とのバランスを適切に取った格好だ。

FRBは依然としてインフレリスクに高い関心を寄せている。インフレにひたむきに取り組むことが強調された。

<キャピタル・エコノミクス(ニューヨーク)のシニア米国エコノミスト、 マイケル・ピアース氏>

連邦準備理事会(FRB)が今回も0.75%ポイントの利上げを決定したことで、金利は「中立」水準に近づいた。

インフレ率が今後は低下に向かい、景気低迷の兆候が一段と強まっていることを踏まえると、FRBはこの先は利上げに慎重になるとみられる。9月の利上げ幅は0.50%ポイントに縮小すると予想している。

<ステートストリートのシニアグローバルマクロストラテジスト、マービン・ロー氏>

政策声明をタカ派的と見ることはできるが、ここ数回の会合で言ってきたこととほぼ一致している。つまり、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを続けるつもりだ。

株式は乱高下しながらも総じて上昇している。これは、引き締めサイクルが当初考えられていたほど積極的でないとの見方が背景にある。

ただ私は、FRBが現時点で実際にハト派に軸足を移すことができるとは思っていない。直近の消費者物価指数(CPI)、雇用統計の発表後も、まだ過熱が続いているためだ。景気の鎮静化を示すデータも一部にはあるが、FRBはインフレ率を2%に回帰させることにコミットする姿勢を示し続けている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます