• 2022/07/28 掲載

午前の日経平均は続伸、グロース株堅調で相場下支え

ロイター

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[東京 28日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比88円46銭高の2万7804円21銭と、続伸した。前日の米株高の流れを引き継いで日経平均は朝方から堅調に推移し、一時2万8000円台を回復。上昇一巡後は利益確定売りに押されマイナス圏に沈んだが、グロース株の買い戻しが活発になり、相場を下支えした。

前日の米国株式市場は上昇して取引を終えた。ナスダック総合は2020年4月以来の大幅な上昇率を記録した。この流れを引き継いで日本株も朝方からしっかりとした展開になり、一時、前営業日比約290円高の2万8015円68銭まで上昇。6月10日以来の高値を付けた。

ただ、心理的節目の2万8000円台を回復した達成感で利益確定売りが優勢となったほか、ドル/円の急速な円高進行で輸出関連株が軟調に推移し、マイナス圏に沈む場面もあった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見では「金利がより抑制的な水準となれば、利上げペースを減速させることが適切となる公算」との発言があった。

パウエル議長の会見を受け、目先は米金利上昇が一服するとの見方から、「これまでは米金利上昇・グロース株売りの流れだったが、グロース株にショートカバーの買い戻しが入ったようだ」(松井証券・シニアマーケットアナリスト、窪田朋一郎氏)との声が聞かれた。ただ、窪田氏は、FRBの利上げはまだ終わっていないとして、「このままグロース株買いが継続する流れになるのは時期尚早ではないか」との見方を示した。

TOPIXは0.05%高の1946.82ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆4167億2700万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や鉱業、サービス業など12業種で、値下がりは保険業や医薬品、建設業など21業種だった。

個別では、エムスリーやリクルートホールディングスが急騰し、この2銘柄で日経平均を60円ほど押し上げた。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高となった半面、ソフトバンクグループは小幅安となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが705銘柄(38%)、値下がりは1027銘柄(55%)、変わらずは105銘柄(5%)だった。

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