- 2022/07/28 掲載
インド金需要は上期4割増 インフレで下期減少の可能性=WGC
世界第二の金消費国であるインドの需要減は、金価格をさらに圧迫するおそれがある。一方で金輸入の減少がインド貿易赤字の縮小と通貨ルピーの押し上げ要因になる可能性もある。
WGCインド幹部はロイターとのインタビューで「特に地方でインフレの影響により貯蓄して金に回すのが難しくなっている」と指摘。短期的にルピー下落と輸入関税引き上げで国内金価格が上昇、需要が打撃を受けるとの見方を示した。
4-6月は婚礼やヒンドゥー教の祝祭の影響による宝飾品販売で、金需要は前年比43%増の170.7トンとなった。上期は43%増の306.2トンだった。
WGCは今年のインド金消費を800─850トンと予想していたが、下期の需要減の可能性から下限の800トン程度に下方修正した。
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