- 2022/08/10 掲載
ABNアムロ、第2四半期は21%増益 貸倒引当金減少
前年同期は3億9300万ユーロ。同行が集計したアナリストの予想は3億1200万ユーロだった。
オランダ経済の回復に伴い、企業の借り入れや住宅ローンの需要が強まった。既存顧客の信用力の向上も業績に寄与した。
営業費用は8%増加。マネーロンダリング(資金洗浄)対策費が増加したほか、規制変更に関連した投資が押し上げ、アナリストの予想を上回った。
純金利収入は3%減の12億7000万ユーロで予想をわずかに下回った。
ABNは、金利の上昇に伴い、純金利収入は下半期に底打ちになるとの見方を示し、通年の総金利収入を52億ユーロ程度と予想した。従来は通年の純金利収入を約51億ユーロと予想していた。
ABNによると、欧州中央銀行(ECB)はオランダ政府が保有株を売却するのを条件に2億5000万ユーロ相当の自社株買いを承認した。オランダ政府は同行株を56%保有する。
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