• 2022/08/12 掲載

航空機リースのエアキャップ4─6月増収増益、新規納入遅延が追い風に

ロイター

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[ダブリン/パリ 11日 ロイター] - 世界最大の航空機リース会社エアキャップ(本拠地アイルランド)が11日発表した第2・四半期決算は、売上高が前年同期比36%増の16億7000万ドルで、市場予想の16億5000万ドルをわずかに上回った。主要地域全てで旅客需要回復が進んだことが寄与した。

純利益は前年同期の2億5000万ドルから3億4000万ドルに増えた。

ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシアにリースしていた100機以上を減損処理していることでリース料への打撃はあったが、旅客需要回復で現金回収が全体に改善し、リース機体の稼働率も向上した。

エンガス・ケリー最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会見で、エンジン不足のため航空機メーカーが既存の機体へのスペア用に優先してエンジンを振り向けざるを得なくなっていると指摘。メーカーから航空会社への新規機体引き渡しがさらに遅れることで、引き渡しのより確実なリース会社に航空会社が頼ることになると説明。これがさらにリース会社の需要を高めるとした。

同社は、こうしたサプライチェーンの問題があと数年は航空機生産を阻害し続けるとの見方を示した。一方でケリー氏によると、航空会社とのリースバック契約もあるリース会社は、航空業界の引き渡し実績に占めるシェアが現在の50%超から65%に上がる可能性があるという。

ケリー氏は長距離飛行用の双通路機への問い合わせや需要の動きも指摘。短距離路線だけでなく、国際路線でも迅速な需要回復を航空会社やエアキャップが確信するようになっているとした。「中国への国際路線の再開が完全に許可されれば、需要はさらに急増が見込める。双通路機も単通路機もさらに需要が押し上げられる」と語った。

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