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  • 2025/06/02 掲載

“マーケの神様”も苦戦中?「イマーシブ・フォート東京」がずっとパッとしない真因

連載:テーマパーク経済学

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2024年3月に誕生したテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が、昨今さまざまな意味で話題を集めている。というのも、森岡毅氏が率いる運営元「刀」が24.3億円という大幅な赤字を出し、その原因がイマーシブ・フォート東京なのではないか、と目されているからだ。業界を驚かせたこの数字の裏に、何があったのか。USJをV字回復させ、「マーケティングの神様」と称される森岡氏が挑んだ“初の固定資産ビジネス”が、思わぬ展開を迎えている──。
執筆:都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家 谷頭 和希

都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家 谷頭 和希

1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。テーマパークやチェーンストア、都市についての原稿を主に執筆。著書に『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)がある。

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早くも暗雲……その要因とは?
(写真:編集部2024年8月撮影)

開業から1年……試行錯誤が続く

1ページ目を1分でまとめた動画
 マーケター森岡毅氏が率いるコンサルティング企業「刀」は、各パークの個別業績や運営状況などの詳細な情報は公開していないため、本当にイマーシブ・フォート東京が苦境なのかどうかは分からない。ただ、SNS上や観光サイトの口コミでは「空いていた」といった声も上がっており、当初予想されていたような賑(にぎ)わいがないことは確かなようだ。

 こうした状況を受けてなのかははっきりしないが、同パークは2025年4月から入園システムを大幅に変えている。これまではパークに入っている全アトラクションを楽しめる「1Dayパス」(一部有料アトラクションあり)だったのに対し、変更後はアトラクションごとにチケットを購入するシステムになったのだ。

 いずれにせよ、パークの存在がうまく人々に定着しておらず、試行錯誤が続いているのが現状だ。

 では、その根本的な要因は一体どこにあるのか……次ページで詳しく見ていこう。 【次ページ】“失敗し続けた街”に建てたのがマズかった?
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