- 2022/08/16 掲載
GSとモルガンS、投資家提起のアルケゴス関連訴訟で棄却請求
原告側はゴールドマンとモルガンについて、マージンコール(追加証拠金の差し入れ義務)のデフォルト(債務不履行)を起こしたアルケゴスが売却することになる銘柄を、そうと知りながら、何も知らない投資家に売却して損失を回避したと主張。証券関連法違反だとした。
両社は裁判所への提出資料で、アルケゴスがデフォルトを起こした場合は同社とのスワップ取引や関連のヘッジ取引を解消し、裏付けとなるバイアコムやディスカバリーなどの銘柄を売却する契約上の権利があったと説明した。
「アルケゴスのデフォルト後に株式売却を見送る義務は、同社やその他の誰に対しても負っていなかった」とし「情報面の優位性」でそのような義務は生じないと説明した。
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