- 2022/08/25 掲載
印中銀、アメックスの新規発行制限を解除 データ保管規則順守と認定
中銀が導入した規則では、外国のカード会社にインドでの決済データを同国でのみ保管することを義務付けた。同国規制当局が自在に監督に当たれるようにする狙いだった。アメックスは昨年4月、この義務を満たしていないとして制限が発動された。
同社は中銀の決定を歓迎するとのコメントを出し、「弊社がテクロロジーやインフラなどでインドに大きく投資してきた結果だ」と表明した。アメックスのインドでのクレジットカード発行数は今年6月末時点で同国市場の1.7%に過ぎない。
中銀の同規則を巡っては米企業側から、インフラコストを高め、世界的な不正検知プラットフォームに悪影響が出てしまい、インドで計画している投資にも影響するとの反発が出ていた。ただ中銀は米マスターカードに対しては既に、データ保管を巡るインド新規顧客へのカード発行制限措置などを既に解除。米ダイナースクラブに対しても昨年11月に制限を解除している。
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