- 2022/08/25 掲載
独IFO業況指数、8月は88.5に低下 2年ぶり低水準
[ベルリン 25日 ロイター] - 独IFO経済研究所が25日発表した8月の業況指数は88.5に低下し、2020年6月以来の低水準を記録した。企業の不透明感が強く、第3・四半期のドイツ経済はマイナス成長となる見通し。
低下は3カ月連続。ロイターがまとめた市場予想は86.8だった。7月分は88.7に上方修正された。
IFOのクレメンス・フュースト所長は「企業の不透明感は依然として高く、独経済は第3・四半期に縮小するとみられる」と述べた。
コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨーク・クレーマー氏は、消費者と企業はガス危機による打撃を受けていると指摘し、消費者は新型コロナウイルスの流行時に蓄えたお金を使ってしまったようだとの見方を示した。
「今年の後半から来年の第1・四半期にかけて、これまで以上に景気後退色が強まることが予想される」と語った。
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