- 2022/08/26 掲載
東京コアCPI、8月は+2.6% 携帯要因剥落で14年10月以来の伸び
[東京 26日 ロイター] - 総務省が26日に発表した8月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は102.4と、前年同月比2.6%上昇した。前月の2.3%上昇を上回って2014年10月以来の伸び率となった。前年の携帯電話通信料の大幅値下げの影響がはく落して同通信料が下落率を大きく縮小した。市況高を背景に、エネルギー価格も指数を押し上げた。
消費増税の影響を除けば1992年6月以来の伸び率。
ロイターがまとめた民間予測は同2.5%上昇で、伸び率は民間予測を上回った。
携帯電話の通信料は14.4%下落。前月の21.7%下落から下落率が大きく縮小した。総合指数への寄与度はマイナス0.17ポイント。
エネルギー価格は25.6%上昇で前月の23.5%上昇から伸び率が拡大した。このうち、電気代は29.0%上昇で1981年3月以来の伸び率となる一方、ガソリンは5.8%上昇に伸び率が鈍化した。
生鮮食品を除く食料は3.8%上昇と前月の3.6%上昇を上回り、2014年9月以来の伸び率となった。
(和田崇彦)
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