• 2022/09/21 掲載

カナダのインフレ率は「高すぎる」=中銀副総裁

ロイター

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[オタワ 20日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のポール・ビュードライ副総裁は20日、物価上昇圧力がピークから緩和されつつあることを示すデータがあるにもかかわらず、インフレは依然として「高すぎる」と述べ、インフレを目標値に回帰させるために必要なことは何でもやり続けると確約した。

オンタリオ州ウォータールーでの講演で、物価上昇を抑えるためにリセッション(景気後退)が必要かもしれないとの見方もあるが、カナダ中銀はその意図を明確に伝えることでハードランディングのリスクを低下することができると確信していると指摘。「8月のインフレ率は7%だった。正しい方向に向かってはいるが、まだ高すぎる」とした。

また「われわれは、家計と企業のために物価の安定を取り戻し、インフレ率を2%に戻すというわれわれの責務を果たすことができるというカナダ国民の信頼を維持するために必要なあらゆる措置を取り続ける」とした。

8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%となり、上昇率は7月の7.6%から縮小した。ただ、総合・コアインフレ率は依然、目標水準を大きく上回る。食品価格は10.8%値上がりし、伸び率は41年ぶり高水準となった。

副総裁は、高騰するインフレに対処する最善の方法は、中銀が物価を抑制できるとカナダ国民が理解し、信じることであり、それによってインフレ期待を維持できると言及。そのためには、中銀が明確なメッセージを発信する必要があるとし、「中銀がその指導的役割をより効果的に果たせば、ソフトランディングの可能性が高まり、ハードランディングのリスクは低下する」とした。

デジャルダン・グループのマクロ戦略部門代表、ロイス・メンデス氏は「(物価)上昇ペースは、中銀がリセッション回避とインフレ抑制の選択を迫られた場合、常に後者を選ぶことを明確に示している」と指摘した。

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