- 2022/09/22 掲載
円下落、144円台半ば=米大幅利上げで―東京市場
22日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台半ばに下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げが決定されたことで日米金利差の拡大が強く意識され、円売り・ドル買いが優勢となった。午前11時現在は144円43~43銭と前日比69銭の円安・ドル高。
前日のFOMCで米連邦準備制度理事会(FRB)は、3会合連続となる0.75%の利上げを決定。上げ幅は市場の予想通りだったが、会合参加者の政策金利見通しは23年末までの利上げ継続を示唆する内容だった。
ニューヨークなど海外市場では、日米の金利差拡大観測が強まり円相場は144円70銭近辺まで下落。ただ、強力な金融引き締めに伴う景気後退への懸念から米長期金利が低下に転じ、円は143円40銭付近まで買い戻された。その後は、日銀の政策決定発表を控えて再び円売りが強まるなど、荒い値動きとなっている。
一方、東京株式市場では日経平均株価が一時、2万7000円を割り込んだ。
【時事通信社】
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