• 2022/09/27 掲載

投機筋のポンド売り持ち、9月前半2週間に急増 市場の先安観続く

ロイター

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[ロンドン 26日 ロイター] - 9月前半の2週間で、ヘッジファンドなど投機筋のポンド売り持ちの増加幅が2013年以降で最大になったことが分かった。これはトラス英首相が就任し、新政権が始動した期間に該当する。

バンダ・リサーチが米商品先物取引委員会(CFTC)のデータを用いて分析したところでは、9月第1週と第2週に投機筋のポンド/ドルの売り持ち規模は17%ポイントも跳ね上がったという。

23日にクワーテング財務相が大型減税などを盛り込んだ積極財政政策を発表すると、財政運営の先行きとインフレを巡る懸念が増大。ポンド/ドルは26日に過去最安値を更新し、英国債価格も急落して、イングランド銀行(BOE、中央銀行)が緊急利上げで市場の信認を取り戻すべきだとの声が広がっている。

CFTCのデータによると、先週の投機筋によるポンド売り持ち規模は5万4843枚(39億ドル相当)で、1週間前の6万8086枚からは縮小した。

ただ市場では、BOEが緊急利上げに動いたとしても、ポンド先安観は払拭されないとの見方が聞かれた。

ヘッジファンド、LNGキャピタルのルイ・ガルグール最高投資責任者兼マネジングパートナーは、トラス氏が推進している政策がBOEのインフレ抑制に向けた取り組みと正反対だということはよく知られていると指摘。政府がBOEと協調できない限り、ポンド/ドルは0.95─0.96ドルまで一直線に値下がりしていくと警告した。

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