- 2022/09/28 掲載
スリランカ追加支援の用意、アジアに資本流出などリスク=ADB
ADBは今月、スリランカの食料調達と生計を支援するため、2億ドルの緊急融資で合意した。
浅川総裁はADB年次総会で記者団に「重要な長期的パートナーとして追加の支援を提供する用意がある」とし「この厳しい時期にスリランカを支援するため、政府と緊密に連携している」と述べた。
総裁は、スリランカ政府が国際通貨基金(IMF)から約29億ドルの融資を確保するため、最終調整を進めていることを確信しているとも発言した。
総裁は米国の積極利上げを背景にアジアから急激な資本流出や非常に激しい通貨安がしばらく続くなどのリスクがあると指摘。
その上で、1990年代後半のアジア通貨危機の際に比べると、経常収支が改善し、外貨準備も蓄積されているため、金融危機に対する耐性は増しているとの認識を示した。
ただ資本の動きは非常に早く、不安定だとし、警戒を呼びかけた。
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