- 2022/09/30 掲載
インド中銀、主要政策金利を0.5%引き上げ インフレ抑制に向け
[ムンバイ 30日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は30日、主要政策金利のレポレートを50ベーシスポイント(bp)引き上げて5.90%とすることを決定した。インフレ抑制に向けて、4会合連続での利上げに踏み切った。
金融政策委員会メンバーの6人のうち5人が利上げを支持した。
5月の緊急利上げ以降、これで計190bpの利上げを実施したことになるが、インフレは高止まりしている。
中銀のダス総裁は「地政学的な緊張の継続と国際金融市場の神経質なムードに起因する不透明要因でインフレの見通しは引き続き厳しい」と表明。
「こうした背景を踏まえ、金融政策委員会は、根強い高インフレには、一段の調整された金融緩和解除が必要になると判断した。すそ野が広がりつつある物価圧力の抑制、インフレ期待の安定、二次的影響の防止が狙いだ。こうした措置が、インド経済の中期的な見通しを支援する」と述べた。
常設預金ファシリティー金利と限界常設ファシリティー金利も50bp引き上げられ、それぞれ5.65%、6.15%となった。
8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7%に加速。中銀の目標である2─6%を8カ月連続で上回った。
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