• 2022/09/30 掲載

午後3時のドルはほぼ横ばい144円半ば、月末・期末の買いが下支え

ロイター

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[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(144.45/48円)からほぼ横ばいの144.47/49円付近で推移している。きょうは月末・四半期末にあたり、リバランスの買いや実需の買いに支えられ、ドルは底堅く推移した。

ドルは仲値にかけて国内輸入企業のドル買いが入り、じりりじりと上昇。また、「過去をみても9月末はドル買いフローがでやすい」(邦銀)ため、投資家による買いや投機目的の買いもあったとみられ、144円後半まで上昇した。ただ、その後はユーロやポンドが対ドルで買い戻し優勢となった流れがドル/円にも波及し、上げ幅を縮小した。

ドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感から、145円手前で上昇が抑えられる状態が続いている。

足元のユーロやポンドは売られ過ぎた反動から買い戻しが活発化しているものの、根強い景気後退懸念から、反発の持続力は不透明との見方が出ている。このため「円の独歩安という形ではなくなってきた」(SBI証券の外国為替室部長、上田眞理人氏)とし、「円のショートポジションは維持しているものの、上値を買っていくという状況ではない」(同)という。

ただ、「ファンダメンタルズや外部環境を踏まえると、ドル高/円安の方向感は変わらない。じわじわとドル買いが続いていく」(りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、武富龍太氏)との声が聞かれた。

きょうの午後7時に財務省が公表する22日に実施した円買い介入額に市場の関心が集まっている。公表に先立つ日銀当座預金増減によると、円買い介入としては1998年4月10日の2兆6201億円を超える3.6兆円程度の介入だったと推計され、近く公表される外貨準備高が3兆円規模で減少する公算が大きい。

市場観測を超える規模となった場合は、円買い介入は無制限に実施することができないことが意識されやすく、今後円安に振れやすくなるという。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 144.47/49 0.9822/26  141.93/97

午前9時現在 144.41/43 0.9827/31  141.94/98

NY午後5時 144.45/48 0.9814/18  141.74/78

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