- 2022/10/05 掲載
ANA、冬の一時金3年ぶり支給 月例賃金2カ月分を労組に提案
コロナ禍で落ち込んだ旅客需要が回復しつつあるため、これまでの社員の協力に報いるほか、物の値上げが相次いでおり、社員の生活不安を少しでも払拭するのが狙い。
コロナ禍の影響で業績が悪化し、同社は20・21年度の冬の一時金をともに支給せず、夏の一時金も21年度はなし、22年度は1カ月分にとどまった。コロナ前は、夏と冬の一時金を各2カ月分、年度終了後の業績連動型一時金は2カ月分を支払っていたため、年度ベースではコロナ前の水準を回復できていない。
ANAホールディングスの23年3月期の連結業績予想は210億円の最終黒字(前期は1436億円の赤字)と3年ぶりの黒字転換を見込むが、行動制限や水際対策の緩和で旅客需要は回復途上にあるものの、燃料高などの懸念材料もあり、先行き不透明なことから、支給額は慎重を期する考え。
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