• 2022/10/11 掲載

米原油オプション市場、プットの買い優勢に OPECプラス減産決定後

ロイター

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[ニューヨーク 10日 ロイター] - CMEグループのデータによると、先週の石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産決定後、米原油オプション市場で原油価格の下落をヘッジする動きが広がっている。

OPECプラスは5日、日量200万バレルの減産を決定。これを受け、原油先物価格は7%以上値上がりし、5週間ぶりの高値を付けた。

だが米原油オプション市場ではプットの買いが目立っている。背景には需要減少に対する懸念に加え、原油価格の下落をヘッジしたい石油会社が割安感の出たプットオプションを購入していることなどがある。

パス・トレーディング・パートナーズのチーフマーケットストラテジスト、ボブ・イアッチーノ氏は「プットの買いはヘッジだろう。依然として需要低迷が予想されており、経済情勢を踏まえると需要はさらに低迷する見通しだ。このため、価格下落に備えて大量のヘッジが行われている」と述べた。

CMEグループのデータによると、米原油先物の11月限のプットとコールの取引高は、OPECプラスの会合が開かれた5日に前日比40%以上増加。

同日の11月限プットの取引高は2万5615枚と、前日比で1万0922枚増えた。コールの取引高は1万9473枚だった。

みずほ(ニューヨーク)のエネルギー先物担当ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は「OPECの決定後、プットとコールのスキュー(ゆがみ)はプットが優勢になった」と指摘した。

米政府はOPECの価格支配力を引き下げる方策を模索しており、先週、サウジアラビアとの関係を見直すことを示唆した。これを受け7日の取引高は急増した。

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