- 2022/10/12 掲載
仏LVMH、第3四半期は19%増収 ドル高で欧州販売好調
ルイ・ヴィトンやディオールなどのファッションブランドを擁するLVMHは、新型コロナウイルス対策の規制緩和により中国事業が改善した一方、宝飾品ブランド「ティファニー」の米国での売り上げが鈍化していると注意を促した。
バーンスタインのアナリスト、ルカ・ソルカ氏は「パンデミックを生き延びたという安堵感がどんな悪いニュースよりも勝っている」と分析。欧米の消費者がパンデミック後の幸福感から冷めるにつれ、中国の消費回復が訪れる可能性があるとした。
第3・四半期の売上高は198億ユーロ(192億ドル)で、前年同期比19%増。ビジブル・アルファによるアナリスト予想(13%増)を上回った。
欧米と日本における売上高は年初から急増。現地の堅調な需要と海外旅行の回復が寄与した。
中国を含むアジア事業では、第3・四半期にコロナ規制の緩和により成長が加速したものの、1─9月では前年同期比で成長が鈍化した。
ファッション・皮革製品部門は売上高が前年同期比22%増となり、グループ全体の売り上げの伸びをけん引した。
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