- 2022/10/13 掲載
EUが検討中の超過利潤税、場当たり的で問題=IMF財政局長
IMFは税制は明確かつ予測可能で、法律で定められるべきと考えており、場当たり的な超過利潤税の導入は税の確実性という原則に反すると見なすとした。
ロシアのウクライナ侵攻に端を発したエネルギー危機で石油会社は記録的な利益を上げているが、欧州諸国は石油会社が物価高に見舞われた消費者を助けるために超過利潤税を支払うべきかどうか議論している。
IMFは新たな「財政モニター」報告書の中で、他の適切な財政メカニズムが存在しない場合、化石燃料採掘から得られる利益に対する恒久的な課税の検討は可能だと指摘。そうした課税により、インフレ高進や投資縮小なしに政府は歳入を増やせる一方、一時的な超過利潤税の導入の弊害を避けることができるとした。
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