- 2022/10/14 掲載
米国株式市場=急反発、CPI受けた売りから回復
S&P総合500種はこの日の安値から194ポイント近く上昇し、日中上げ幅は1月24日以来の大きさとなった。
S&P500種のセクターでは、金融やエネルギーの上げが目立った。
9月の米CPIが市場予想を上回る伸びとなったことから米連邦準備理事会(FRB)が積極的な引き締めを継続するとの見方が強まり、一時売りが優勢となった。9月CPIは前年同月比8.2%上昇。市場予想の8.1%上昇を上回った。
ベーカー・アベニュー・アセット・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、キング・リップ氏は「CPI発表を前に投資家は株を売り持ちにしていたようだが、CPIがネガティブな内容となったことから買い戻しに動いた」と語った。最近の株価の大幅安は、悪材料が既に織り込まれていることを示している可能性があるとも指摘した。
一部ストラテジストはS&P総合500種について、3500近辺にテクニカル支持線があったと指摘する。
リップ氏は、決算シーズンに向けて必要なのは、想定ほど状況は悪くないということが確認されること、との見方を示した。14日から大手銀行の決算発表が始まる。
ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、四半期決算が予想以上に好調な数字となったことを受けて上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.24対1の比率で上回った。
ナスダックでも2.1対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は133億9000万株。直近20営業日の平均は約110億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 30038.72 +827.87 +2.83 28755.8 30168. 28660.
3 54 94
前営業日終値 29210.85
ナスダック総合 10649.15 +232.05 +2.23 10131.8 10697. 10088.
2 71 83
前営業日終値 10417.10
S&P総合500種 3669.91 +92.88 +2.60 3520.37 3685.4 3491.5
1 8
前営業日終値 3577.03
ダウ輸送株20種 12744.39 +125.86 +1.00
ダウ公共株15種 860.61 +21.62 +2.58
フィラデルフィア半導体 2263.24 +64.64 +2.94
VIX指数 31.94 -1.63 -4.86
S&P一般消費財 1107.27 +10.73 +0.98
S&P素材 443.87 +12.56 +2.91
S&P工業 732.98 +15.76 +2.20
S&P主要消費財 716.18 +11.33 +1.61
S&P金融 524.01 +20.83 +4.14
S&P不動産 217.08 +3.92 +1.84
S&Pエネルギー 641.24 +25.12 +4.08
S&Pヘルスケア 1453.26 +32.07 +2.26
S&P通信サービス 164.53 +3.58 +2.23
S&P情報技術 2106.03 +63.65 +3.12
S&P公益事業 320.35 +7.96 +2.55
NYSE出来高 11.73億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 26785 + 565 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 26790 + 570 大阪比
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