- 2022/10/14 掲載
銀行の資本要件厳格化が景気抑制も、米銀大手幹部が見解
ワシントンで開かれた国際金融協会(IIF)の会合でシティグループのジョン・ドゥガン会長は、想定されるリスク以上に経済情勢が悪化することを恐れて資本水準を引き上げれば、銀行が経済を支援するために必要な融資をできなくなる危険性があると指摘。
景気減速時に銀行の貸し出しを抑制すれば「リセッション(景気後退)を引き起こす効果が強まる可能性がある」とした。
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は同じ会合で、銀行は資本要件によって世界が最も必要としているときに証券を売買する能力を制限されるとの見解を示した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハンCEOは12日、同行に資本比率の1%ポイント引き上げを要求すれば、1600億ドルの融資余地が消失すると強調した。
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