• 2022/10/15 掲載

ECB、年内2会合で0.75%の利上げ必要=スロベニア中銀総裁

ロイター

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[ワシントン 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバスレ・スロベニア中銀総裁は、インフレが高止まりしているため年内2回の理事会で75ベーシスポイント(bp)の利上げを行うべきだとし、バランスシートの縮小議論は来年になるとの見解を示した。

同総裁はロイターとのインタビューで、0.75%の中銀預金金利はまだ低く、景気を抑制し始める水準まで引き上げる必要があると指摘。「総合・コアインフレの双方の動向を考慮すると、今後2回の会合で利上げすることになる。直近の利上げペースが、次の2回でも適切だと考えている」と述べた。

75bpという意味かとの質問に「そう思う」と答えた。同総裁は理事会内でもタカ派とされている。

ECB当局者は1.5ー2%とみられる金利を中立水準に戻ることを当初の目標としているが、バスレ総裁はユーロ圏が冬に景気後退(リセッション)に陥ったとしても、中立水準に戻すだけではインフレ抑制には不十分で、「中立水準を上回る必要がある」と語った。

その上で、中立的水準に達した後に量的引き締めに向けた選択肢の議論を始めるのが適切とし、「おそらく2023年がこの議論と決定に適切な時期になる」と述べた。

パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の再投資は計画通り進められると指摘。またロシアのウクライナ侵攻での新たなショックがなければ、インフレのピークはおそらく近いが低下は緩やかなものになるとし、「現時点では、インフレ期待は依然十分に抑制されているが、断固たる措置をとらなければこの状態が続かない深刻なリスクがある」と語った。

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