• 2022/10/19 掲載

米ゴールドマン、第3四半期は44%減益 事業再編発表で株価上昇

ロイター

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[18日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスが18日に発表した第3・四半期決算(9月30日まで)は利益が前年同期比44%減となった。同時に2020年以降で最大規模の事業再編を実施し、主要事業を3部門に統合する計画を打ち出した。

資産・ウェルスマネジメント部門、グローバルバンキング・マーケッツ部門、プラットフォームソリューション部門に再編される。消費者部門は資産・ウェルスマネジメント部門とプラットフォームソリューション部門に分かれ、赤字となっている「マーカス」ブランドの消費者向けバンキング業務は資産・ウェルスマネジメント部門に、22億ドルで買収したフィンテック企業、グリーンスカイはプラットフォームソリューション部門に吸収される。

デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け説明会で、現在収益を上げていない消費者部門への期待を一部撤回すると指摘。「ここ数年で得た大きな学びの1つは自分たちの強みを発揮したほうが良いということだ」と述べた。

株価は序盤の取引で3.3%高の316.89ドル。

B・ライリー・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「米金融街はゴールドマンの再編をポジティブで、十分考え抜かれた戦略と評価しているようだ」と語った。

ソロモンCEOは声明で「市場の不確実性とボラティリティーを受け、当社は引き続き慎重に経営資源を管理し、リスク管理に重点を置く」と述べた。

第3・四半期はディールメーキングが鈍化し、最も収益性の高い事業に暗い影を落としたものの、借り入れコストの上昇により純利ざやが31%上昇。これを受け第3・四半期の1株利益は8.25ドルと市場予想平均の7.69ドルを上回った。

総収入は12%減の119億8000万ドルだった。

投資銀行部門の収入はM&A(企業の合併・買収)や株式・債券の引き受け減少などを背景に57%減の15億8000万ドル。

一方、消費者・ウェルスマネジメント部門の収入は18%増の23億8000万ドル。融資需要の高まりと資産運用手数料の増加を受けた。

トレーディング収入は11%増の62億ドル。債券・通貨・コモディティのトレーディング収入が41%急増し、株式トレーディング収入の14%減を相殺した。

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