- 2022/10/21 掲載
セントルイス連銀、総裁の非公開イベント出席で方針再考へ
米紙ニューヨーク・タイムズはブラード氏の出席について、報酬は払われなかったが、営利団体に「高い優位性」を与えるイベントへの関与を控えるというFRBのコミュニケーション規則に抵触する可能性があると伝えた。
セントルイス連銀は声明で「ブラード氏は自身の見解を広く知ってもらうため、透明性の精神と活発なコミュニケーションの維持に尽力している」と強調。
同氏が先週、ロイターのインタビューに応じたほか、別の公開イベントで政策に関する見解を詳細に語ったと説明した。
同時に、シティのフォーラムでの総裁の発言記録をウェブサイトで公開し、「(非公開イベントについて)今後は異なった考え方をする」と表明した。
発言記録は公の場でのコメントと一致する内容になっている。
それによると、ブラード氏は将来の利上げの道筋について問われ、FRBはインフレに「意味のある下押し圧力」をかける水準に金利を引き上げるよう迅速に動いているとし、自身の見解ではその水準は最低4.5─4.75%だと改めて述べた。
そこに到達後は「追加利上げしないという意味ではなく、一段の利上げはデータに基づいて行うことになるだろう」とした。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR