- 2022/10/21 掲載
ストレス局面、長期化も=物価高・利上げで―日銀金融システムリポート
日銀は21日、半年ごとにまとめる金融システムリポートを公表し、現在の国内金融システムについて「全体として安定性を維持している」と評価した。一方、原材料価格の高騰や海外の利上げに伴う経済減速懸念を受け、「ストレス局面は一段と長引く可能性がある」との見通しを示した。
日銀のリポートによると、足元の企業のデフォルト(債務不履行)率は低水準で推移しているものの、エネルギーや輸入物価の上昇を金融機関の貸出先企業に負荷をかける「ストレス」として懸念。販売価格への転嫁が難しい企業ほど、デフォルトが生じる確率が高くなる傾向があるという。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(AFP時事)
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