顧客から計８４００万円詐取＝元募集人３人―東京海上

東京海上日動火災保険と東京海上日動あんしん生命保険は２１日、両社が業務委託する保険代理店所属の元募集人３人が、顧客の３法人と個人１１人から保険料計約８４２０万円をだまし取っていたと発表した。３人は懲戒解雇されるなどした。東京海上は警察に相談しており、被害者には全額返済する予定。

発表によると、元募集人は５０～６０代の男性で、東京都、大阪府、長崎県の代理店に所属。顧客に対し、保険料を自分名義の口座に振り込ませたり、実在しない商品を販売して偽造した保険証券を交付したりしていた。東京の事案では、５３歳の元募集人が２０１７年から今年３月の間、２法人と９人から計約３０５０万円を詐取していた。

東京海上は「厳粛に受け止め、信頼回復に努める」とコメントし、他にも被害がないか調べている。

【時事通信社】