- 2022/10/28 掲載
米マスターカード、7─9月増収増益 今期増収率見通しは予想届かず
アナリストは第4・四半期の売上高が15%近く増加すると見込んでいたが、同社の想定では、伸び率は予想レンジの下限付近の「2桁台の低め」にとどまるという。
ただ、サチン・メフラ最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で「消費支出はマクロ経済の逆風下でも底堅く、海外旅行は持ち直しが続いている」と強調した。
第3・四半期の売上高は前年同期比15%増の58億ドル、利益は4%増の25億ドル。一時的な費用を除く1株利益は2.68ドルで、リフィニティブのデータに基づく市場予想の2.56ドルを上回った。
クロスボーダー(発行国とは違う国でのカード利用)の決済額は44%増え、ドル建ての決済総額は11%伸びた。
KBWのアナリスト、サンジェイ・サクフラニ氏は、決済額のトレンドはおおむね予想通りだが第4・四半期の売上高伸び率見通しは想定をやや下振れていると分析した上で、インフレ圧力のせいで消費支出は変化しつつあるとの見方を示した。
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