- 2022/11/16 掲載
中国の債券、外国投資家は9カ月連続売り越し 米中金利差で
米中の金利差を背景に、外国勢は中国の債券を売り続けている。ただ10月の売越幅は前月の800億元から縮小した。
中国中央国債登記結算(CCDC)のデータによると、外国の機関投資家は銀行間市場で取引される人民元建て債券を10月に340億元ほど売却。9月の売却額は616億元だった。
ナティクシスのアジア太平洋チーフエコノミスト、アリシア・ガルシア・ヘレロ氏は「総括すると、金融政策の隔たりと信用リスクが注視すべき重要な要因であり、今後もそうした状況が続く」と指摘。「米国のタカ派的な姿勢が緩めば、中国との金利差は縮小して安定的に推移し、資本流出の圧力は和らぐかもしれない」と述べた。
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