記事 開発総論 野中郁次郎氏が語る「アジャイル・スクラム・イノベーション」、知を組織的に創造する 2013/01/25 スクラムは、アジャイル開発における方法論の中でもっとも普及している方法論の1つです。スクラムという用語を用い、その考え方を最初に提唱したのは、1986年に一橋大学の野中郁次郎氏と竹内弘高氏が日本企業のベストプラクティスについて研究し、ハーバードビジネスレビュー誌に掲載された論文「The New New Product Development Game」でした。それが1990年代半ばにジェフ・サザーランド(Jeff Sutherland)氏らによってアジャイル開発の方法論としてのスクラム(アジャイルスクラム)になったわけです。野中氏は知識創造理論によって知られており、ウォールストリートジャーナルによる、「もっとも影響力のある思想家リスト」の20位にランクされています。
記事 開発総論 アジャイルは「開発だけ」の話ではない? アジャイル開発の現状や今後について座談会 2012/11/16 米国ダラスで今年8月に行われたアジャイル開発のイベント「Agile2012」には、日本からも多数の参加者がありました。そのAgile2012に参加したアジャイル活動家の方々が集まった座談会「Agile Conference Retrospective」が開催されました。座談会ではAgile2012を振り返りつつ、日本でのアジャイル開発の現状や今後についての議論が繰り広げられました。
記事 開発総論 東京海上日動システムズ 横塚裕志社長:システムの開発期間を半減にする取り組み 2012/11/02 東京海上日動システムズは、東京海上グループの情報システムに関わる企画/開発から保守/運用までを手掛ける情報システム会社だ。同社は2012年、3か年にわたる中期経営目標として、開発期間を従来の半分にする「Challenge50 Start」を掲げた。その狙いや実際の取り組みとはどのようなものなのか。Gartner Symposium/ITxpo 2012において、東京海上日動システムズ 代表取締役社長の横塚裕志氏と、アステラス製薬でコーポレートIT部長をつとめたガートナーエグゼクティブプログラム バイスプレジデント兼エグゼクティブパートナーの重富俊二氏が対談を行った。
記事 IT投資・インフラ戦略 iPadはノートPCより軽くなっただけ?ユーザー企業がITによる売上増を真剣議論 2012/10/09 ITは、企業の売上の増大という経営課題の解決に役立っているのか。そんな根本的な疑問をITを使いこなす側(ユーザー企業)の担当者が議論する「ユーザーが考える『IT』を使いこなすための会議」が開催された。本会議では、「(ITベンダーへの)期待が大きすぎるのかもしれないが、落胆するケースが多い」「iPadを導入したはいいがノートPCよりも軽くなった程度で、それ以上の活用はできていない」「経営層がわかる言葉で説明する必要がある。提案をはねられるのは、専門用語が並んでいるから」「情報システム部は金食い虫である」など、厳しい意見も数多く見られた。ユーザー企業が、ビジネスに貢献できるITのための議論から得た知見とは何だったのか?当日の様子をレポートする。
記事 リーダーシップ 野中郁次郎氏:持続可能なイノベーション企業のリーダーに求められる6つの能力 2012/09/20 世界経済が混迷する中、持続的にイノベーションを起こして事業発展を促進するには何が必要なのか。知識経営論でナレッジマネジメントを提唱した日本を代表する経営学者、野中郁次郎氏は、その答えを知るには経営や知識創造、リーダーシップのあり方など、根本から考察し直す必要があると説く。
記事 IT投資・インフラ戦略 ITを使う立場と提供する立場の100名が入り乱れて激論!「これからのITを考える大会議」レポート 2012/07/23 企業の事業発展を支える基盤を目指し、さまざまなシステムを提案、構築してきたIT企業。しかし、実際はそれほど役立っていないという衝撃の回答がユーザー企業から返ってきた。理想と現実の隔たりはどうすれば埋められるのか。ワールドカフェと呼ばれるスタイルで、ユーザー企業とIT企業が入り乱れて本音をぶつけ合い、これからのITを真剣に模索した「これからのITを考える大会議」の様子をレポートする。
記事 人件費削減 オフショアに最適なトップ30か国は?ITの調達先として良い国と悪い国を見分ける 2012/06/27 「オフショアやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)など、グローバルソーシングを導入する多くの企業にとって、これまで適正と思われていた国のサービスが本当に最適地だとは限らない」と注意を促すのは、ガートナー リサーチでオフショア・リサーチ・コミュニティーのリーダーを務めるイアン・マリオット氏だ。新興国も台頭し、選択肢も増える中、国や事業者を変更しないリスクを指摘する。国や地域にまたがったグローバルデリバリーの有力候補と選定戦略の策定方法とは。
記事 情報共有 野村総合研究所、他社と新サービスを創る「NRI未来ガレージ」を開設 2012/06/21 野村総合研究所は21日、他社と共同で新しいサービスの創出を目指す新たな取り組みとして「NRI未来ガレージ」を開設すると発表した。ワークショップ中心の取り組みや実証実験空間の提供、科学者やアーティスト、デザイナーなどの専門家によるノウハウ共有など、幅広い取り組みを行うという。
記事 グローバル化 日本企業のグローバル戦略を成功に導く9種類のソーシングモデルと6段階の成熟度モデル 2012/06/20 世界経済の危機が日本にも影を落としている。グローバルな過当競争はより収斂されているが、一方で国内GDPは横ばい状態で人口も減少しはじめ、外部労働力への模索も始まっている。「新興市場の成長は脅威だが、その半面で大きなチャンスにもつながる。これはグローバルソーシングにも深く関連する点だ。グローバリゼーションのインフラがデジタル化し、いかにこれらの事業をビジネスの再建や見直しに当てられるかということが、企業の未来を占う指針になる」と語るのは、ガートナー リサーチでグローバルITサービス市場の分析を担当するロルフ・ジェスター氏だ。
記事 IT投資・インフラ戦略 「企業IT力向上研究会」が導き出したIT戦略立案プロセスのベストプラクティス 2012/06/05 人材の育成、戦略、コストの最適化、モバイルデバイスやソーシャルネットワークへの対応と活用…。こうした企業ITの課題は長年の命題であり、新潮流の台頭でますます複雑化している。実際の企業の現場では、こうした動きにどのように対応するべきなのか。日本たばこ産業(JT)、ライオン、カゴメ、アサツー ディ・ケイなどのユーザー企業28社88名の情報システム部門のメンバーで構成された「企業IT力向上研究会」のメンバーがこうした課題に正面から向かい合い、その成果を発表した。
記事 その他運用管理 米ガートナー カール・クランチ氏:5年先を生き残る、ITインフラに関する最重要トレンドとアクションプラン 2012/05/29 変貌する社会情勢と市場動向が複雑に絡み合い、いま数多くの企業ではインフラやITの運用に劇的な影響が出始めている。このような状況を踏まえ、情報システム部門が将来への戦略を策定する際には、従来より客観的な視点からの検討が求められるようになってきた。今後5年間という短いスパンで、企業が生き残りを賭けて戦うために注目すべき最重要トレンドは何か。米ガートナーリサーチのカール・クランチ氏が、これら重要トレンドについて紹介し、企業がどのようなアクションを起こすべきかという点について提言した。
記事 IT投資・インフラ戦略 ITR 内山悟志氏:守るだけの企業ITは終わった。CIOは新テクノロジーを駆使する攻めの“HERO”であれ! 2012/05/28 モバイルデバイスやソーシャルメディアなど、コンシューマテクノロジーが企業ITに与える影響はますます大きくなっている。こうした技術の新潮流を活かし、ビジネス価値へと転換するには何をすべきか。ITR 代表取締役 内山悟志氏は、単なるはやり言葉を超え、企業ITに影響を与える存在となったグランズウェルとして、4つのキーワードを挙げる。さらに、こうしたテクノロジーを活かす「HERO(Highly Empowered and Resourceful Operatives)」の存在が企業の競争力に直結する問題になってきたと指摘する。
記事 開発総論 「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」が設立、IBM・富士通・NEC・NTTデータら 2012/05/21 南山大学、日本アイ・ビー・エム、富士通、日本電気、NTTデータ、日立製作所、野村総合研究所は21日、情報システム構築のプロジェクト管理者が多種多様な管理データを相互に交換、共有するためのソフトウェア基盤技術の実現に向けて、「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」を2012年5月21日に設立すると発表した。本協議会の主査として南山大学 青山 幹雄教授が就任し、日本アイ・ビー・エム、富士通、日本電気を事務局とする。
記事 製造業IT 電通国際情報サービス、製造業向け技術者のスキル管理システム「POSITIVE GMS」を提供 2012/03/12 電通国際情報サービス(以下、ISID)は12日、技術者のスキル情報管理を支援するシステム「POSITIVE GMS(ポジティブ ジーエムエス)」の提供を開始すると発表した。
記事 セキュリティ戦略 制御システムのセキュリティとスマホの通信障害に共通する“古くて新しい”課題 2012/03/06 プラントなどで用いられる制御システムの脆弱性が問題となっている。また、昨年から携帯電話キャリアの通信障害が頻発している。セキュリティ業界で注目を集めているこの2つの問題は一見、まったく関係がないように見えるが、実はどちらもまったく同じ“古くて新しい課題”でつながっている。
記事 開発総論 マイクロソフトのクラウドメールを全面採用したソフトバンク・テクノロジー、エンタープライズクラウドの課題と利点 2011/12/19 クラウド化の波が、エンタープライズITにも大きな影響を与えつつある。ワークスタイルの刷新と従業員の生産性の向上、情報システムのコストダウン、事業継続性の向上など、クラウド導入が企業にもたらすメリットは大きい。だが一方で、その移行には、セキュリティやユーザビリティなどの観点での懸念もある。戦略的なエンタープライズクラウド活用に必要なのは何か。マイクロソフトのメールクラウドサービスを全面的に採用したソフトバンク・テクノロジー主催のセミナーを取材した。
記事 オープンソースソフトウェア OpenStackとは何か?オープンソースで構成されるクラウド・インフラストラクチャー 2011/11/17 2010年7月に開始された「OpenStack」は、IaaS(Infrastructure as a Service:クラウド基盤)、つまり、クラウド基盤をオープンソースで実現するプロジェクトだ。特定のベンダーのプロダクツや技術に依存せず、オープンな環境でクラウドを実現するための切り札として注目を集めている。OpenStackが可能にするクラウドの正体と、その将来性について見ていくことにしよう。
記事 開発総論 全体最適の視点でITシステムをみる「都市計画アプローチ」とは?元マネックスCIOの南波幸雄教授に聞く 2011/11/11 昨今、ビジネスの複雑化、競争の激化はもちろん、仮想化やクラウドの進展、マルチデバイス/BYOD(私物の持ち込み)、果ては標的型攻撃など、情報システム部門担当者を悩ます数多くのトピックが次から次へと溢れ出ている状況にある。ソニーの情報システム部門を経て、マネックス証券のCIOをつとめ、現在、法務省のCIO補佐官もつとめる産業技術大学院大学の南波幸雄教授に、企業の情報システム部門担当者はこれらの新しい動きをどう捉えて、そのメリットを最大限享受するのかについて話を伺った。
記事 その他基幹系 クラウド・ビッグデータ時代に備えるために必要なことは何か?レガシーシステムの活用を考える 2011/11/07 クラウドやソーシャルグラフによる膨大なデータを処理する「ビッグデータビジネス」が注目されている。また、スマートフォンの普及、センサーネットワークのインターネット接続、スマートグリッド/スマートシティ構想などもこの動きを加速させている。しかし、より高度な事業予測や意思決定を行うには、過去の知の蓄積ともいえるレガシーシステムの活用も忘れてはならない。そんな視点のイベントが開催された。本セミナーでは、KDDI研究所の基調講演から、災害対策のためのクラウド活用における暗号化通信、オープンソース「Redmine」「Jenkins」の活用事例、オープンソースCOBOLコンパイラ「OpenCOBOL」への取り組みまで、幅広いセッションが開催された。
記事 開発総論 PTCジャパンとヴァイナス、製造業向け解析ソリューション展開へ 2011/11/01 PTCジャパンは、ヴァイナスと代理店契約を締結、同社の技術計算ソフトウェア製品「Mathcad」とヴァイナスが提供する解析ソリューションを連携させ、全国の製造業向けに展開する。
記事 ストレージ ジャパネットたかた、統合ストレージ基盤を刷新 バックアップ時間を1/6に 2011/10/31 通販大手のジャパネットたかたは、基幹システムおよび情報系システムの統合ストレージ基盤を刷新し、2011年8月に稼働を開始した。日本IBMが手がけた。
記事 クラウド 国内最大規模の学術クラウド「北海道大学アカデミッククラウド」が開始、全国の大学研究者向け 2011/10/31 国立大学法人北海道大学の学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点である北海道大学情報基盤センターは、4月から構築してきた国内最大規模の学術クラウドシステム「北海道大学アカデミッククラウド」が完成したと発表した。全国の大学研究者向けに、11月1日からサービスの提供を開始する。
記事 新製品開発 西日本シティ銀行、新日鉄ソリューションズのSaaS型インターネット為替予約サービスを導入 2011/10/28 新日鉄ソリューションズは28日、西日本シティ銀行から法人顧客への提供機能や画面操作性に関する開発協力を得て、SaaS型のインターネット為替予約サービスである「CrossMeetz」の提供を開始したと発表した。西日本シティ銀行は本サービスを導入し、インターネットバンキングでの為替予約サービスを、九州地区の金融機関としては初めて提供する。
記事 グローバル化 日立、海外での鉄道事業拡大に向け鉄道システム統合シミュレーターを開発 2011/09/20 日立は20日、海外での鉄道システム事業の拡大に向けて、鉄道システム統合シミュレーターを開発したと発表した。
記事 品質管理 日立情報システムズ、オープンソースのPLM製品「Aras Innovator」を活用したソリューション 2011/09/20 日立情報システムズは20日、オープンソースのPLM(Product Lifecycle Management)パッケージ「Aras Innovator(アラス イノベーター)」を活用したPLM導入ソリューションを提供すると発表した。
記事 タブレット・電子書籍端末 米マイクロソフトがWindows 8を発表、タッチパネル向け機能強化 ダウンロード提供も開始 2011/09/14 米マイクロソフトは13日、開発者向けのイベント「BUILD」で、同社最新OSとなる「Windows 8」の詳細を発表した。タッチパネル搭載端末での利用を想定した機能強化が数多く行われ、アップルが先行するタブレット市場を追撃する。
記事 タブレット・電子書籍端末 紳士服のはるやま商事、iPadとPOS連動システムを全店舗で展開 iPad中心の店舗オペレーションに 2011/09/14 紳士服専門チェーン大手のはるやま商事は13日、iPadとPOSシステムを連動し、店舗のどこからでもレジ操作ができる「iPad-POS」を導入し、9月15日から全店361店舗で使用を開始すると発表した。同システムは、2月にインフラ整備を目的に先行投入していた。今後同社はiPad中心の店舗オペレーションに切り替えるという。
記事 IT投資・インフラ戦略 国内主要ITベンダー11社の出荷額ランキング調査、1位は富士通、2位はNEC、3位はIBM 2011/09/05 国内の主要ITベンダー11社(日本IBM、NEC、富士通、日立製作所、日本HP、東芝(含む東芝ソリューション)、デル、マイクロソフト、日本ユニシス、SAP、NTTデータ)の2010年下半期売上額合計は3兆7,937億円で、前年同期比成長率(2009年下半期に対し)は1.4%と、2010年上半期前年同期比成長率のマイナス0.7%からプラス成長に転じた。IDC Japanが発表した。