記事 セキュリティ総論 VPNなど「境界型防御」の終焉…鉄壁「ゼロトラスト」との決定的な“2つの違い”とは VPNなど「境界型防御」の終焉…鉄壁「ゼロトラスト」との決定的な“2つの違い”とは 2023/02/13 働き方が多様化し、組織のクラウド移行が加速する中、VPNの脆弱性を狙ったサイバー攻撃の被害が頻発している。VPNのような境界型セキュリティで攻撃を防ぐ時代が終わり、新たなセキュリティ対策に取り組む必要がある。そこで急速に導入が進んでいるのが、ゼロトラストだ。これは全てのトラフィックを疑い・検証するコンセプトによって防御するという考え方である。ではゼロトラストと境界型防御はどのように違うのか。活用事例を交えながら、ゼロトラストの仕組みや効果などについて解説する。
記事 情報漏えい対策 サイバー攻撃を支える「闇のエコシステム」…それでも負けない鉄壁防御の3ステップ サイバー攻撃を支える「闇のエコシステム」…それでも負けない鉄壁防御の3ステップ 2023/02/10 企業にとって情報漏えいは、ビジネス機会損失や賠償責任につながるだけでなく、企業のブランド価値自体を失いかねない大きなリスクだ。だがサイバー攻撃は後を絶たず、その手法は年々巧妙さを極めるばかり。そうした攻撃の多くはOSやソフトウェアの脆弱性を狙っており、脆弱性対策を徹底することで被害を未然に防げるケースが多い。そこで本稿では、情報漏えい対策の基本とも言うべき脆弱性対策を進めるステップや手段について解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 最後の砦なのに「特権ID管理」は手作業のままで良いのか? ゼロトラスト時代の最適解は 最後の砦なのに「特権ID管理」は手作業のままで良いのか? ゼロトラスト時代の最適解は 2023/02/10 企業のセキュリティ対策として、IDとパスワードの管理は基本中の基本である。中でも厳格な管理が求められるのが「特権ID」だ。システムのシャットダウンや機密情報へのアクセスなど、多くの権限を持つ特権IDの管理は、セキュリティ対策の中でも真っ先に着手すべき対策である。ところが、手作業での管理や特権IDの使い回しが当たり前となっているのが実態だ。サイバーセキュリティのリスクが高まるばかりの現在、その危険性と対策を考え直すときが来た。
記事 セキュリティ総論 ChatGPTでマルウェアを書きまくる?「ダークウェブではすでに人気」の衝撃 ChatGPTでマルウェアを書きまくる?「ダークウェブではすでに人気」の衝撃 2023/02/09 ユーザーと自然なやり取りができるChatGPTが話題だ。適切に質問すれば、コードやSQL文も作ってくれる。一方で、この技術を悪用すればセキュリティが脅かされるのではないだろうか? AIをセキュリティに応用する議論は今に始まったことではない。古くはセキュリティベンダーのESETが発見的アルゴリズムをアンチウイルスソフトに導入していた。Gmail他のスパムメールフィルタにも、統計的な検知アルゴリズムが使われていた。だが現在は、攻撃者も積極的にAIを活用しているのだ。
記事 セキュリティ総論 「狙われる業界」トップ5はどこ? 脅威ハンティングで判明、驚きのサイバー攻撃最新事情 「狙われる業界」トップ5はどこ? 脅威ハンティングで判明、驚きのサイバー攻撃最新事情 2023/02/08 さまざまな組織に大きな被害をもたらしているサイバー攻撃。手口の巧妙さが増すばかりでなく、個人や犯罪者集団にとどまらず、国家主導のもとスパイ活動を行うケースも増えてきた。サイバー攻撃から組織を守るには、動向の変化や攻撃の手口を捉えることが肝心だ。本稿では、サイバー脅威ハンティングの専門家が、最新情報を基に国内外におけるサイバー攻撃の手口、脅威の動向、対処法を解説する。
記事 セキュリティ総論 NTTデータも重視した「ゼロトラスト」に必須のある要件、コスパも良くなる選び方とは NTTデータも重視した「ゼロトラスト」に必須のある要件、コスパも良くなる選び方とは 2023/02/07 働き方が多様化し、クラウド利用が増える中で、企業のネットワークの境界線はますます曖昧になっている。一方、サイバー攻撃の手口が高度化していることから、従来の方法で組織を守ることはもう限界だ。こうした中で、注目を集めているのが「ゼロトラスト」だが、ベンダーごとで特徴が異なり、複数のソリューション導入が必要な場合もあるため、ゼロトラストの選定や実装は意外と難しい。そこで本稿では、ソリューション選定で留意すべき8つのポイントについて解説するとともに、ゼロトラストの最新動向を紹介する。
記事 セキュリティ総論 マイクロセグメンテーションとは何かをわかりやすく解説、ゼロトラスト・SASEに必須の技術、その役割とは マイクロセグメンテーションとは何かをわかりやすく解説、ゼロトラスト・SASEに必須の技術、その役割とは 2023/02/06 近年、クラウドシフトの加速やテレワークの普及により、企業のセキュリティはオフィスと外部を境界で防御する従来の「境界型」から、すべての通信を信頼しないことを前提に対策する「ゼロトラスト」への転換が進んでいます。このゼロトラストを実現するために欠かせない技術が「マイクロセグメンテーション」です。今回はマイクロセグメンテーションとは何か、ガートナージャパン バイス プレジデント、アナリストの池田武史氏への取材をもとに解説します。
記事 セキュリティ総論 アステラス製薬や鴻池運輸に学ぶDX、「クラウド前提」のIT基盤を構築できたワケ アステラス製薬や鴻池運輸に学ぶDX、「クラウド前提」のIT基盤を構築できたワケ 2023/02/03 コロナ禍でテレワークが広がり、多くの企業がITインフラの整備に奔走している。その中身を見ると、VPNを増強するといった既存のITインフラを強化する方向で対応している企業が多いが、本当にそれでよいのだろうか。今後、クラウドが企業ITの中核になることは間違いない。だとしたら、ITインフラもクラウドに最適化されなければならない。つまり、求められているのは既存ITインフラの強化ではなく、ITインフラの再構築ではないだろうか。「クラウド前提」のIT基盤を構築し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現したアステラス製薬や鴻池運輸の事例を含め、「あるべきIT基盤」とその実現方法を解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 毎月120万件の不正アクセス被害も……ヤバすぎる「クラウドサービス利用」の弊害 毎月120万件の不正アクセス被害も……ヤバすぎる「クラウドサービス利用」の弊害 2023/02/01 テレワークを採用する企業が増えるにつれて、クラウドサービスの利用が拡大し、社外に端末を持ち運ぶ機会が増えるなど、企業の働く環境は大きく変化した。こうした中、安全性の高いとされていた社内ネットワークの外側から接続する機会が増えたことで、企業は堅牢なセキュリティを維持することが難しくなっているようだ。もはや従来の境界型防御モデルのセキュリティ対策では対応できず、新たなセキュリティ体制の構築が急務となっている。しかし、検討事項が多すぎるために、付け焼き刃の対応にとどまる企業は少なくない。
記事 セキュリティ総論 「防ぎ難いサイバー攻撃」が続出する理由、担当者を増やせない場合の対処法とは? 「防ぎ難いサイバー攻撃」が続出する理由、担当者を増やせない場合の対処法とは? 2023/01/31 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレワークで仕事をする企業が急速に増えた。その後は、全面的にテレワークに移行した企業、出社と並行してテレワークを続けるハイブリッドワークをとる企業など、さまざまだ。このような複雑な状況のなか、サイバー攻撃が増加している。企業では高度化するサイバー攻撃から企業や社員を守るために、どのような対策をとればよいのか。近年のサイバー攻撃の状況とその対策方法について紹介する。
記事 セキュリティ総論 セキュリティとDXの“足の引っ張り合い”を、「脱VPN」で解決せよ セキュリティとDXの“足の引っ張り合い”を、「脱VPN」で解決せよ 2023/01/31 現在のIT部門には、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現できるITインフラの構築が求められている。同時に、ランサムウェアを始めとして深刻化するサイバー攻撃に対し、鉄壁のセキュリティも要求される。柔軟性やアジリティの高いシステムに対し、堅牢なセキュリティを実現するのは、従来の方法では至難の技だ。ともすれば、セキュリティとDXお互いが足を引っ張る形になってしまう。特に、コロナ禍で急ぎ導入したVPNがその原因の1つになっていることも多い。急造VPNからうまく脱却する術はあるのだろうか?
記事 ID・アクセス管理・認証 Excel台帳はさすがに限界。DX時代に全企業が直面する「ID管理」問題、その正解は? Excel台帳はさすがに限界。DX時代に全企業が直面する「ID管理」問題、その正解は? 2023/01/30 企業はさまざまなITシステムを使って日々の業務を進めている。そこで必要になるのがIDとパスワードだ。セキュリティ的な観点からも重要な情報であるにもかかわらず、実は、すべてのユーザーのID情報を一元的に管理できている企業は少ない。その原因は何か。現在のID管理が抱える課題と解決方法について解説する。
記事 セキュリティ総論 ゼロトラストの「期待はずれ」はなぜ起こる? 実装済み企業に学ぶ、導入前に持つべき視点 ゼロトラストの「期待はずれ」はなぜ起こる? 実装済み企業に学ぶ、導入前に持つべき視点 2023/01/26 企業のサイバーセキュリティ強化が求められる中、ゼロトラストセキュリティの実装を検討・導入している企業は多い。しかしゼロトラスト環境への移行には、コストの問題やセキュリティリスク管理など、さまざまな懸念がつきまとう。実装済み企業へのアンケート調査などをもとに、ゼロトラスト移行の課題解消法について解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 【マンガ】ランサムウェア対策「ヤバい自覚はあるけどコストが…」定番ジレンマ解決法 【マンガ】ランサムウェア対策「ヤバい自覚はあるけどコストが…」定番ジレンマ解決法 2023/01/26 データを暗号化して身代金を要求する「ランサムウェア」の被害が後を絶たない。「二重脅迫」や「四重脅迫」など、脅迫の手口が巧妙化・多様化する一方で、セキュリティ対策に潤沢な予算を割り当てられるのは、ほんの一部の企業だけだろう。企業はどのようにしてランサムウェア攻撃に立ち向かうべきなのだろうか。マンガでわかりやすく解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 深刻化する病院サイバー攻撃に、「ランサムウェア交渉人」はアリかナシか? 深刻化する病院サイバー攻撃に、「ランサムウェア交渉人」はアリかナシか? 2023/01/26 (有)クライテリオン 技術・研究部 小林成龍 どうにも、この記事を書いたライターは映画やドラマ、漫画やアニメ由来のフィクションの知識で述べているようだ。バグバウンティ制度というものはあくまで開発ベンダやセキュリティベンダが任意で実施しているものであって、ベンダによってはバグバウンティ制度を取り入れていないところもある。危険性や重要度に応じて支払う報奨金というものは決まっている。そのため危険性や重要度の低いバグに対しては報奨金の金額は安くなる。支払われる報奨金というのは価格帯が既に定められているので交渉したからといって大きく変わるわけではない。交渉人が出てくる余地がないし、交渉人が仲介手数料なんて取ろうものならば原価割れしてしまうわけだ。そして、バグバウンティ制度を実施していない企業に交渉人が脆弱性情報の買取を持ちかけようものならば、恐喝罪で訴えられる可能性さえある。 「通常は、発見した脆弱性や攻撃手法を自分で利用する(犯罪を犯す)より、相手に高く買ってもらったほうがよいと考える。」と記事では書いてあるが、それも違う。仮に悪意を持ったハッカーが危険な脆弱性を発見した場合、自分でその脆弱性を利用した攻撃をして犯罪を犯すと警察に逮捕されるリスクがある。自分で犯罪さえ行わなければ警察に逮捕されるリスクはゼロだ。だから自分では犯罪は行わない。脆弱性情報を買い取ってくれる企業があればお金で売って利益を得る。ただそれだけなのだ。実際にサイバー犯罪に関わって犯罪収益を得ている反社会組織でも、脆弱性情報の多くは悪意を持ったハッカーではなくセキュリティ会社(=ホワイトハッカー)から買っている。サイバー攻撃自体は自身は行わずに買い取った脆弱性情報をもとに作成した攻撃ツールの販売やクラウド上に攻撃用プラットフォームを構築して時間貸ししてクラウドサービスとして収益を上げている。現代では脆弱性を発見する人、発見者から脆弱性情報を買って収集して販売する人、攻撃ツールを作る人、攻撃ツールを売る人、攻撃ツールを使って攻撃する人といったように各々関係のない人や組織が分業している。 身代金支払いの是非に関して述べると、現行法では身代金の支払い自体を直接罰する法律はない。それならば身代金を払ってしまえばよい、とはならない。例えば、ランサムウェアならば様々な要素を考慮した上での経営判断が必要となる。以下の理由で正当化が出来るか、ということは最低限考える必要がある。 1. 復旧コストより身代金の方が安価 2. 大量の個人情報など機微性の高い情報漏えいのおそれ 3. 重要インフラサービスの停止のおそれ 4. 人の生命・身体が害されるおそれ 1.と2.に関しては紛れもなくその場しのぎでしかないのでまともな知性のある経営者であれば経営判断としての身代金払はしない。 3.に関しては微妙な問題なので、細かい分析をした上で社会への影響を考慮した上での経営判断となる。 4.に関しては仕方がない。払うしかない。 ここで意識していただきたいことは、ランサムウェアの身代金の支払いに対する対応は経営者が判断すべき経営問題そのものである。現場のエンジニアや担当部署の責任者が判断するのではなく、その企業の経営方針として経営者が判断を下すべき経営問題ということだ。 この記事の2ページ目でしきりに「交渉人」の必要性をしきりにアピールしているが、いい年した大人が妄想と現実を混同するのをいい加減にするべきだ。きっと、この記事を書いたライターの人は交渉人をモデルにした映画かドラマでも見た影響でも受けたのだろう。 交渉人というのは本質的には犯人の脅迫行為を容認することだけではない。そもそも、犯人側にとって身代金事件の成功の鍵は交渉人が握っている。身代金支払いにより犯人側が犯罪収益を得るための功労者であることから共同正犯(刑法60条)が成立してしまう。つまり、刑法上は身代金を要求してきた犯人グループの一員とみなされてしまうわけだ。 記事では「ランサムウェア交渉人を運用するためには、警察に犯人を特定、摘発できるくらいのサイバー捜査能力が必須となる。」と書いてあるが、犯人を特定、摘発できるのであれば犯人逮捕とともに暗号鍵も押収できるからから身代金を支払う必要がないではないか。この記事を書いたライターは自身の書いた言葉の意味を理解してこの記事を書いているのだろうか。犯罪を正当なビジネスにしてしまうこと自体が非現実的だし、あまりにも考えが幼稚で虚構と現実を取り違えたような記事を書いている暇があれば、もっと社会の勉強をし直した方が佳いだろう。もし、このライターがジャーナリストの肩書を今後も掲げるつもりならば、この記事のような妄言を書き連ねる前にはよく調査と考察を重ねて自身の考えを遂行する必要がある。今回は半田病院の事件を起点としているので、デジタルフォレンジック研究会の医療分科会が公開している資料の『医療機関向けランサムウェア対応検討ガイダンス』(https://digitalforensic.jp/wp-content/uploads/2021/11/medi-18-gl02_compressed.pdf)を一読して勉強して出直してくることをおすすめする。
記事 ファイアウォール・IDS・IPS シスコの侵害事例にみる「多要素認証の限界」、パスワードに依存しないセキュリティ対策 シスコの侵害事例にみる「多要素認証の限界」、パスワードに依存しないセキュリティ対策 2023/01/25 リモートワークの普及は社員に便利さをもたらした一方、企業のセキュリティ強化の必要性を高めた。実際、データ漏えい・侵害の被害件数は年々増加の一途をたどり、有用とされる多要素認証をバイパスされる手段も散見される。このような脅威に対して、どのような対策を講じれば良いのか。ゼロトラストの概念を踏まえ、最新のセキュリティ手法を解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 ランサムウェア対策の勘違いと落とし穴、被害に遭った「本当の原因」とは? ランサムウェア対策の勘違いと落とし穴、被害に遭った「本当の原因」とは? 2023/01/05 たびたびインシデントが報道されているように、サイバー攻撃は増加の一途をたどっており、その手法も高度化・複雑化し続けている。これらのサイバー攻撃は、従来の対策だけでは防ぐことが難しい。それに対応するため新たに「EDR」などのセキュリティソリューションを導入すると、今度はアラート対応の負荷が増大し、運用しきれない状態に陥ってしまう。このジレンマを打開する方法はあるのだろうか。
記事 セキュリティ総論 激増するランサムウェア被害、Dropboxが対策の決定打になるこれだけの理由 激増するランサムウェア被害、Dropboxが対策の決定打になるこれだけの理由 2022/12/28 ランサムウェアの被害が拡大している。有効な対策とされるデータのバックアップも、バックアップデータそのものが暗号化されて元に戻せないケースが多いという。こうした状況に対して有効な対策がクラウドストレージのDropboxだ。なぜDropboxがランサムウェアに強いのか、ファイルサーバやNAS環境におけるランサムウェア対策と比較しながら、その理由を解説する。
記事 セキュリティ総論 なぜやらない? “セキュリティ優等生”企業は徹底する、見落としがちな「あの対策」 なぜやらない? “セキュリティ優等生”企業は徹底する、見落としがちな「あの対策」 2022/12/22 サイバー攻撃の被害が止まらない。特にデータを暗号化し、復号のカギと引き換えに身代金を要求するランサムウェアは、セキュリティ対策に多額の投資をしている大手企業でも被害を受けている。さまざまな対策が考えられるが、実は多くの企業が見落としている対策がある。これにより、仮にランサムウェアの侵入を許したとしても、ランサムウェアが組織内ネットワークを探索する動きを封じ込め、ネットワーク内での感染拡大を防ぐことが可能だ。ここでは、その対策について紹介しよう。
記事 セキュリティ 「至高のデジタル仕事空間」をどう創る? リモートワーク全盛の今求められる環境とは 「至高のデジタル仕事空間」をどう創る? リモートワーク全盛の今求められる環境とは 2022/12/22 働き方改革の推進やコロナ禍によってリモートワークが当たり前の社会になった今、企業の持続的な成長には、従業員エンゲージメント向上の取り組みが必要不可欠だ。従業員がどこでも働ける環境を整備するために従来のIT環境を見直すとともに、働き方の多様化を支援する仕組みを整備し、戦略的にデジタル化を進めることが、従業員エンゲージメントの向上につながるはずだ。ここでは、従業員の生産性を向上させる「至高のデジタル仕事空間」の具体的な実現方法について解説する。
記事 セキュリティ開発・DevSecOps SOCでの「DevSecOps」実現に何が必要? ガートナーが求める「一致団結」の重要性 SOCでの「DevSecOps」実現に何が必要? ガートナーが求める「一致団結」の重要性 2022/12/20 セキュリティ・リスク対応に向け、企業による設置が相次ぐSOC(セキュリティ・オペレーション・センター)。クラウド活用によりシステムの複雑性が増し、リスク検出の難度が増す中、開発チームまで取り込んだSOCにおける「DevSecOps」の推進が強く求められるようになっている。DevSecOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)が密に連携することでリリース頻度を高め、開発スピードを向上させる「DevOps」に、セキュリティ(Security)を担保して融合させる開発スタイルのこと。では、DevSecOps実現のためにSOCには何が求められるのか。ガートナー ディレクター,アナリストのアンドリュー・デイヴィス氏が、DevSecOpsの基礎と“今日的”なSOCの実現の道筋を指し示す。
記事 セキュリティ総論 外を固めただけではダメ、「内部のゼロトラスト化」でサイバー攻撃の拡大を防げ 外を固めただけではダメ、「内部のゼロトラスト化」でサイバー攻撃の拡大を防げ 2022/12/12 ランサムウェアなどのサイバー攻撃の手口は、ますます巧妙化・高度化している。ビジネスを継続させるためには、セキュリティ対策をしっかりとアップデートしていかなければならない。こうした中で注目を集めているのが、仮に侵入されても貴重なデータやコアのシステムに攻撃者を到達させない「ネットワーク内部のゼロトラスト化」だ。
記事 セキュリティ総論 脆弱な「グループ企業・支社」が転落のはじまり? 本社だけ堅牢でも意味がない理由 脆弱な「グループ企業・支社」が転落のはじまり? 本社だけ堅牢でも意味がない理由 2022/12/12 ここ数年、サイバー攻撃のトレンドは大きく変化しており、企業の対応に遅れが出てきている。たとえば、これまで主流であったファイルベースの攻撃から、近年はディスク内には痕跡を残さず、メモリー上で不正プログラムを実行させるファイルレスマルウェアによる攻撃が増えている。前時代的なシグニチャによるパターンマッチングによる対策では攻撃の検知すら難しくなってきており、被害が後を絶たない状況なのだ。こうした中で、狙われる企業にある共通点があることが分かってきた。本記事では、最新の攻撃トレンドを紹介しつつ、狙われやすい企業の特徴、対策のポイントについて解説したい。
記事 セキュリティ総論 内閣官房が語る障害対応体制の強化が「超重要」な理由、 最新のサイバー事案「傾向と対策」 内閣官房が語る障害対応体制の強化が「超重要」な理由、 最新のサイバー事案「傾向と対策」 2022/12/09 2022年6月、「重要インフラのサイバーセキュリティに係る行動計画」が内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)のWebサイトで公開された。同行動計画を策定したのは、内閣官房長官を本部長とし、関係大臣や有識者を部員とするサイバーセキュリティ戦略本部。NISCの重要インフラグループ 企画官 松本崇氏は、その概要と重要インフラ関係者に注意喚起を促す最新インシデント例を紹介するとともに、「障害対応体制の強化が経営の重要課題」であることや、 最新のサイバー攻撃手法などサイバーインシデントの「傾向と対策」を語った。
記事 セキュリティ総論 金融ISAC鎌田氏が緊急解説、ロシアウクライナ問題下の「大規模サイバー攻撃」への対応 金融ISAC鎌田氏が緊急解説、ロシアウクライナ問題下の「大規模サイバー攻撃」への対応 2022/12/09 ビジネス環境が激変する中、サイバー攻撃のトレンドも大きく変化しており、企業にとってセキュリティ対策は喫緊の課題となっている。とはいえ、企業活動の中で、「ビジネス効率や利便性を追求すること」と「脅威に対する防御網を整備すること」を両輪で進めることは容易ではなく、その実現には経営層の意識改革や組織づくりも同時に進める必要があるだろう。本記事では、「サイバーセキュリティマネジメント入門」の著者であり、金融ISAC 専務理事/CTO を務める鎌田敬介氏が、最新のサイバー攻撃のトレンドを紹介しつつ、経営課題として「サイバーセキュリティマネジメント」に取り組むための実践的方法を解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 担当者はうんざり…面倒すぎる「IDの棚卸」を「工数1/4」に短縮できた理由 担当者はうんざり…面倒すぎる「IDの棚卸」を「工数1/4」に短縮できた理由 2022/11/29 従業員が適切な権限で適切なときに業務システムなどを利用するために必要なID管理。IDを管理するうえで必ず付きまとうID棚卸業務は、システム管理担当者なら誰しも「憂鬱」と感じたことがあるだろう。というのも、定期的な実施が求められるIDの棚卸業務は、煩雑かつ面倒で、膨大な工数がかかるからだ。とはいえ、定期的にIDの棚卸をして適切に管理をしないと、削除漏れIDが残存し、セキュリティリスクが一気に高まる。システム部門のメインの業務を圧迫していたこのID棚卸業務をラクにスピーディーに変革し、正確にIDを管理できる方法があった。
記事 セキュリティ総論 誤解だらけの暗号化技術、クラウドセキュリティで期待の「新しい暗号」を知っているか? 誤解だらけの暗号化技術、クラウドセキュリティで期待の「新しい暗号」を知っているか? 2022/11/24 クラウド活用が進む中、サイバーセキュリティにおける暗号技術の重要性が増している。しかし、暗号技術は誤解も多く、正しく活用されているとは言えない。サイバーセキュリティの現状と暗号技術の課題、そしてその活用方法について、立命館大学情報理工学部教授で、デジタル庁次世代セキュリティアーキテクチャ検討会委員も務める上原哲太郎氏に語ってもらった。
記事 セキュリティ総論 イーロン・マスクの買収でTwitterに巣食う「サイバープロパガンダ」はどうなる? イーロン・マスクの買収でTwitterに巣食う「サイバープロパガンダ」はどうなる? 2022/11/21 紆余曲折の末、ツイッター社は米実業家イーロン・マスク氏によって買収された。さっそく取締役の解雇や公式マークへの課金、エンジニアや広報スタッフの解雇といったニュースが流れた。一連の騒動は不正確な情報も多い。本当ならさすがに米国でも不当解雇の訴訟問題になるレベルだ。マスク氏によるTwitter改革は始まったばかりで、結果を評価できる段階にないが、サイバーセキュリティの観点で注意点や影響を考えてみたい。
記事 セキュリティ 身代金を払うしかない?「バックアップ済」でもデータ復旧できなくなる残念企業の特徴 身代金を払うしかない?「バックアップ済」でもデータ復旧できなくなる残念企業の特徴 2022/11/10 データを暗号化して、元に戻すのと引き換えに金銭を要求するランサムウェアの被害が後を絶たない。そんなランサムウェア対策として有効とされているのがバックアップだ。社内の重要データをバックアップしておけば、仮にデータを暗号化されたとしても、バックアップデータを復元することによって元の状態に戻せる。しかし、現実はそれほど甘くない。実際に、多くの企業がバックアップを取っているにもかかわらず、ランサムウェア攻撃を受けた後、データを復元できない事態に陥っている。その原因と対策を解説する。
記事 セキュリティ総論 内部不正対策の再考、Azure ADなどを使った具体的な権限管理の方法を解説する 内部不正対策の再考、Azure ADなどを使った具体的な権限管理の方法を解説する 2022/11/10 企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める中、リモートワークによるユーザーの移動や、クラウド利用拡大によるデータの移動量が増え、新しい脅威環境が広がっている。何が起こるか分からないデジタル時代に、セキュリティ担当者がさらなる注意を払わなければならないポイントが「内部不正対策」だ。Microsoft 365などの実例を用いつつ、EDRM、DLP、CASBなどによる権限管理の実践方法をガートナーのディレクター,アナリスト、矢野薫氏が解説した。