記事 セキュリティ総論 凶悪化するランサムウェア、「二重脅迫」に対抗するカギはエンドポイントにあり 凶悪化するランサムウェア、「二重脅迫」に対抗するカギはエンドポイントにあり 2021/12/14 以前から猛威を振るってきたランサムウェアだが、最近では、ファイルを暗号化して業務を妨害するだけでなく、内部情報を盗み取って公開をちらつかせ、金銭を要求する「二重脅迫」の手口が増えてきた。テレワークの導入が進みランサムウェアの亜種が容易に作成できる現在、境界の1点を守る従来の対策も、パターンファイルに基づくウイルス対策ソフトウェアも効果が薄い。新たなエンドポイント対策に必要な考え方について解説しよう。
記事 セキュリティ総論 働き方が多様化する今、セキュリティ専任者“なし”で最新の脅威にどう対処する? 働き方が多様化する今、セキュリティ専任者“なし”で最新の脅威にどう対処する? 2021/12/13 新型コロナウイルスによるパンデミックを機に、リモートワークを採用する企業が増加した。しかし問題なのは新しいビジネス環境をサイバー犯罪者が狙っていることだ。大企業はもちろん、サプライチェーンを通して大企業とつながる中小企業もサイバー攻撃の標的となるため、新たな脅威への対策は急務となっている。次世代エンドポイントセキュリティを軸に、新たな環境を保護するためのポイントを解説しよう。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 費用がかさむゼロトラスト、「ネットワーク」「運用コスト削減」を両立するSDPとは? 費用がかさむゼロトラスト、「ネットワーク」「運用コスト削減」を両立するSDPとは? 2021/12/09 デジタルトランスフォーメーション(DX)の進行とリモートワークの加速度的増加に伴うクラウドサービス利用の急拡大により、従来の「境界防御」をベースとしたセキュリティ対策は通用しなくなってきた。オンプレミスに設置・運用されていたサーバがIaaSやSaaSなどのクラウド環境に移行しつつあり、脅威も巧妙化しているからだ。社内外から企業アプリケーションへのリモートアクセスを可能にしながら機密データの保護を実現する、ゼロトラストによるセキュリティ環境の構築が求められている。本稿では「ゼロトラスト構築」のうちネットワークと運用コスト削減の両立するための「SDP」について解説する。
記事 セキュリティ総論 クラウド型セキュリティゲートウェイとは何か? 2割の企業が移行を検討のワケ クラウド型セキュリティゲートウェイとは何か? 2割の企業が移行を検討のワケ 2021/12/09 新型コロナ対策を通じてオンプレミス型のネットワークの限界が顕在化した。エンドポイントが社外に拡大することによって、ゲートウェイ(GW)がボトルネック化したのである。この問題の対応に向けて脚光を浴びているのが、社外PCとクラウドとの通信をインターネット上で完結させ、オンプレミスのGWの問題を抜本的に解消するクラウド型セキュリティゲートウェイサービス(クラウド型セキュアゲートウェイ/クラウド型セキュリティGW)だ。そして、実はクラウド型セキュリティGWはネットワークを進化させる可能性を秘めていると説くのは、ガートナー リサーチ アドバイザリ部門 バイスプレジデント,アナリストの池田武史氏だ。
記事 セキュリティ総論 ゼロトラストセキュリティをアナリストが解説、メリットや移行方法をわかりやすく ゼロトラストセキュリティをアナリストが解説、メリットや移行方法をわかりやすく 2021/12/03 従業員の勤務形態の1つとしてテレワークが定着してきた。そこで、企業のネットワークセキュリティは、境界防御からゼロトラストの考え方へと移行しつつある。アイ・ティ・アールのコンサルティング・フェローである藤 俊満氏は「ゼロトラストアーキテクチャは、自社の従業員の作業環境を変化させるだけでなく、企業の壁を取り除き、企業間のエコシステムをセキュアに形成する」と予想している。同氏の講演からゼロトラストアーキテクチャによってもたらされる新しい企業システムの姿を考察する。
記事 セキュリティ総論 DXの「足かせになる」ネットワークから脱却、ゼロトラスト環境構築の前に知るべきこと DXの「足かせになる」ネットワークから脱却、ゼロトラスト環境構築の前に知るべきこと 2021/12/02 昨今のビジネス環境は変化が著しく、市場競争の激化も相まってデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが加速している。DXによってレガシーシステムから脱却するメリットの1つは、IT環境の柔軟性が向上し、多様な働き方に対応できる点が挙げられるが、そうなると従来とは異なるセキュリティ対策が求められるようになる。レガシーなネットワーク環境からの変化と、それに伴い対策するべきポイントを解説する。
記事 セキュリティ総論 竹中工務店が実践する「攻めのサイバーセキュリティ」とは? DXに必要な3つのポイント 竹中工務店が実践する「攻めのサイバーセキュリティ」とは? DXに必要な3つのポイント 2021/11/26 竹中工務店が実践する「攻めのサイバーセキュリティ」とは? DXに必要な3つのポイント世の中の変化に合わせ、デジタル技術を活用して社内の業務変革に取り組む動きが活発化しているが、そこで避けられないのがセキュリティ対策だ。オンプレミス環境に閉じていた時代とは異なり、クラウドサービスを活用して情報を共有し、さまざまなステークホルダーとコラボレーションを進める中で、企業はどのように情報漏えいなどのリスクに対処するべきだろうか。建設大手の竹中工務店の取り組みから、そのヒントを探る。
記事 セキュリティ総論 「パスワード定期変更」はテレワーク隆盛の今でも“不要”か? 攻撃者の視点で考える 「パスワード定期変更」はテレワーク隆盛の今でも“不要”か? 攻撃者の視点で考える 2021/11/09 1 パスワードの定期変更は有効か否か──この議論については「否」として一定の結論は出ているが、フィッシングや標的型攻撃などで知らない間にパスワードを盗まれているなら、頻繁に変更する対策は有効に見えてくる。事実、定期変更をアドバイスする専門家も存在する。クラウド化やテレワークが浸透した現在、彼らの主張もあながち間違いではなくなっている可能性はないか?パスワードについて、攻撃者視点で改めて検証してみたい。
記事 セキュリティ総論 なぜ、荏原製作所は「VPN渋滞」を回避できたか? 安全・安定のリモートアクセス実現法 なぜ、荏原製作所は「VPN渋滞」を回避できたか? 安全・安定のリモートアクセス実現法 2021/11/09 コロナ禍でリモートワークが普及した今、企業のネットワーク部門を悩ませている課題の1つに「VPN渋滞」がある。境界防御型を前提とした旧来の社内ネットワークでは、VPN接続の数が増えキャパシティーが不足しがちになる。完全リモートワークへの移行の検討も進む中、「VPN渋滞」は企業にとって喫緊の課題と言える。そこで本稿では「脱VPN」を実現した世界的なメーカー、荏原製作所の事例を紹介する。
記事 セキュリティ総論 日本ハッカー協会代表が伝授「OSINT」の基礎、写真からここまでわかる! 日本ハッカー協会代表が伝授「OSINT」の基礎、写真からここまでわかる! 2021/11/09 近年、情報収集や情報分析の分野で「OSINT(オシント)」という手法が注目されている。これは「Open Source Intelligence」の略語で、一般的に公開されている情報を分析して、独自の情報を読み取る手法だ。もともと国家安全保障上の軍事・諜報活動で使われてきたが、近年はサイバー攻撃に対する防衛でも活用されている。大手企業や官公庁の情報漏えい事件の調査・コンサルティングを行っている日本ハッカー協会 代表理事の杉浦 隆幸氏に、OSINTの活用法と利用価値を解説してもらった。
記事 セキュリティ総論 「危機は絶対起こる」NAIST教授 門林雄基氏が明かすDX時代のサイバーレジリエンス 「危機は絶対起こる」NAIST教授 門林雄基氏が明かすDX時代のサイバーレジリエンス 2021/11/08 クラウドや IoT、AIといった新たなテクノロジーの導入が進む中、これらに起因するインシデントの報告が相次いでいる。しかし、インシデントを恐れてDXに着手しなければ、今度はビジネス競争力の観点でリスクを抱えてしまう。DXを推進するためには、どのようなリスクと向き合い、対処していけばよいのだろうか。奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の教授で、サイバーレジリエンスの専門家である門林雄基氏に聞いた。
記事 セキュリティ総論 攻撃者に“うまみ”の多いランサムウェアに「組織の実態」を自己学習するAIが有効なワケ 攻撃者に“うまみ”の多いランサムウェアに「組織の実態」を自己学習するAIが有効なワケ 2021/11/05 システム内のデータを暗号化し、身代金を要求するランサムウェアの被害が後を絶たない。次々と新しい手法が生まれ、攻撃キットの販売やマルウェアの配布、攻撃の実行、脅迫など、攻撃を分担するエコシステムも登場している。組織の情報資産を守るには、厳しく自衛していくしかないが、セキュリティ人材の不足もあって容易ではない。今回は、攻撃者の侵入など、通常と異なる異常な通信をリアルタイムに察知して防ぎ、レポート生成までも完全自動で行う、AIによるサイバーセキュリティの効率化について考えたい。
記事 セキュリティ総論 求められるカーボンニュートラルやエシカル要件、サプライチェーンはどう変わるべきか 求められるカーボンニュートラルやエシカル要件、サプライチェーンはどう変わるべきか 2021/11/05 新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界中の企業のサプライチェーンに甚大な影響を与えた。さらに今後に向けては、カーボンニュートラルやエシカル(倫理的)な要件を満たしたCSR調達を実現していかなければならない。この課題を解決しつつ、いかにしてサプライチェーンDXを実現することができるだろうか。
記事 ゼロトラスト・クラウドセキュリティ・SASE 社会インフラ支えるJRシステムがたどり着いた、セキュリティ対策“最初の一手”とは? 社会インフラ支えるJRシステムがたどり着いた、セキュリティ対策“最初の一手”とは? 2021/11/04 IT人材や予算には限りがある以上、セキュリティ人材不足に悩まされている企業は多いだろう。いわゆる「1人情シス」も珍しくない。近年増加傾向にあるサプライチェーン攻撃においては、セキュリティ対策の不十分な企業が狙われる。自身の企業は“脆弱性”になっていないと言い切れるだろうか。こうした事態に対応するため、企業がとれる最初の一手は何か。「みどりの窓口」のシステムなどの開発・運用を行っている鉄道情報システム(以下、JRシステム)がたどり着いた答えを聞いた。
記事 セキュリティ総論 JRのサイネージに「Windows 2000」、これはセキュリティリスクなのか? JRのサイネージに「Windows 2000」、これはセキュリティリスクなのか? 2021/10/28 2021年10月10日、トラブルで再起動したJR駅構内のサイネージに表示された「Windows 2000の起動画面」がSNSで拡散された。サイネージやキオスク端末のエラーや障害時によく投稿される類のものだが、コメントでは「古いWindowsの利用はセキュリティリスクだ」という意見と「いやイントラネットなので問題ない。むしろ安全」という意見に分かれた。どちらが正しいのだろうか。
記事 セキュリティ総論 消えるSaaSのデータ…リモートワーク時代のデータ保護は「PCとSaaS」のセットで考えよ 消えるSaaSのデータ…リモートワーク時代のデータ保護は「PCとSaaS」のセットで考えよ 2021/10/28 コロナ禍によって人々の働き方は様変わりしている。現在では、従業員それぞれが端末を保有して、自宅や遠隔地からクラウドサービスなどを活用して仕事を進める形が定着しつつある。新たな働き方に合わせてシステムは徐々に整備されてきているが、多発するサイバー事故が示すように、組織のデータ保護対策は不十分である。本稿ではリモートワーク時代に求められるデータ保護対策を中心としたセキュリティについて考察する。
記事 セキュリティ総論 「セキュリティ・インテリジェンス」の運用を簡単解説、巧妙化するサイバー攻撃を防げ 「セキュリティ・インテリジェンス」の運用を簡単解説、巧妙化するサイバー攻撃を防げ 2021/10/27 近年、サイバー攻撃が巧妙化・高度化してきている。国を背景とした攻撃者やサーバー犯罪者による、計画的かつ継続的な攻撃が目につくようになってきているのだ。2019年6月に発覚した三菱電機へのサイバー攻撃が代表的な例だろう。攻撃側がデータを送信した痕跡すら消去してしまうため、どこをどう攻撃されたかを特定することすら難しくなる。組織的なサイバー攻撃に対抗していく上でポイントとなるのは、人間の能力とAIの機能を融合した「セキュリティ・インテリジェンス」である。このシステムを使った最新のセキュリティ運用について、解説していこう。
記事 セキュリティ総論 もはや完全に防げないマルウェア、侵入されても「泳がせる」余裕を持つ手法とは? もはや完全に防げないマルウェア、侵入されても「泳がせる」余裕を持つ手法とは? 2021/10/25 コロナ禍を契機に起きた急激なビジネス環境の変化は、企業のセキュリティに対する考え方にも影響を及ぼした。テレワークの普及とそれに伴うモバイルデバイスの増加により、エンドポイントセキュリティの見直しが企業にとって喫緊の課題となっている。もはや完全には防ぐことが難しい外敵に対して、万が一侵入された際にも有効な新たな防御策を解説しよう。
記事 セキュリティ総論 狙い撃ちされるIoTデバイス…知っておくべき「効果的なセキュリティ対策」を解説 狙い撃ちされるIoTデバイス…知っておくべき「効果的なセキュリティ対策」を解説 2021/10/22 デジタル技術の進化に伴い、身の回りのあらゆる機器がインターネットに接続されるようになった。さまざまな機能を備えた製品同士がつながることで人々の業務や暮らしの利便性が高まる一方、これらのIoTデバイスはまだまだサイバーセキュリティ対策が遅れがちであり、デバイスを狙ったサイバー攻撃や安全管理の不備に起因する事故も多発している。IoTデバイスにはどのようなリスクが潜んでいるのか。また事業者がIoTサービスを安全に提供できるようにするにはどうすればよいのか。必要なセキュリティ対策について、効果的な打ち手を紹介する。
記事 セキュリティ総論 落とし穴は「従業員のWeb閲覧」?テレワーク企業が「SASE」を検討すべきワケ 落とし穴は「従業員のWeb閲覧」?テレワーク企業が「SASE」を検討すべきワケ 2021/10/19 テレワークの普及に伴い従業員のアクセス方法やエンドポイントの多様化が進む中、そうしたシステム環境の変化を狙った攻撃が急増している。企業にとって「ゼロトラスト」の考え方に基づくセキュリティ強化が喫緊の課題となっているのだ。近年、そうしたゼロトラストを実現する方法として「SASE(Secure Access Service Edge)」に注目が集まっている。ここでは、SASEが必要になる背景とSASE実現のポイントを解説する。
記事 セキュリティ総論 バックアップすら無意味? 企業を襲う「標的型ランサムウェア」と「二重脅迫」とは? バックアップすら無意味? 企業を襲う「標的型ランサムウェア」と「二重脅迫」とは? 2021/10/18 近年、特定の企業を狙った標的型ランサムウェアの被害が多発している。背景には、ランサムウェアをサービスとして提供する「RaaS(Ransomware as a Service)」の流行が関係しているようだ。リモートワーク導入やクラウド移行など、社内のシステム環境が激変する時代に、サイバー攻撃の被害を最小にするためには、どのようなセキュリティ対策を考えれば良いのだろうか。
記事 セキュリティ運用・SOC・SIEM・ログ管理 日々変容するサイバー攻撃、「適応」できなければもうついていけない 日々変容するサイバー攻撃、「適応」できなければもうついていけない 2021/10/15 企業が業務効率を向上させる方法を模索する中で、サプライチェーンの複雑化、データやアプリケーションのクラウド移行など、ビジネス環境は常に変化している。この変化に伴ってサイバー攻撃はますます巧妙化しており、ユーザー、アプリケーション、デバイス、データなどあらゆる側面でプロアクティブ(積極的)な対策を講じる必要が出てきている。今起きている変化と、それに適したセキュリティ手法とは。
記事 セキュリティ総論 DXの要「クラウド移行」の勘所とは? なぜリアルタイムのセキュリティ対策が求められるのか DXの要「クラウド移行」の勘所とは? なぜリアルタイムのセキュリティ対策が求められるのか 2021/10/13 コロナ禍によるワークスタイルやビジネスニーズの変化が、DXとともにその基盤であるクラウドへの移行を大きく後押ししている。クラウド化のアプローチとして一般的な「リフト&シフト」を進める企業も多いが、そこには注意すべきポイントがある。安易なクラウド化によって、システム負荷の上昇とセキュリティ対策の不足など新たな課題を生まないようにするために、Webフィルタリングとリアルタイムにフォーカスしながら解析負荷のかからない安全なクラウド構築方法を解説する。
記事 ゼロトラスト・クラウドセキュリティ・SASE セブン&アイグループが実践、「150以上のサイト」を守るWebセキュリティの全貌 セブン&アイグループが実践、「150以上のサイト」を守るWebセキュリティの全貌 2021/10/12 インターネット口座の不正送金、顧客情報の漏えい、Web改ざんなど、WebサイトやWebサービスを狙ったサイバー犯罪が後を絶たない。インターネット取引に関わる企業は、その規模に関わらず、常に攻撃に備える必要がある。セブン&アイグループが運用するおよそ150のWebサイトを実例として、最新のサイバー攻撃とその対処法について考えてみたい。
記事 セキュリティ総論 「シャドーITを可視化せよ」、命取りになりかねない“私的SaaS利用”を止めるには 「シャドーITを可視化せよ」、命取りになりかねない“私的SaaS利用”を止めるには 2021/10/08 働き方改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、コロナ禍によって働き方が多様化し、リモートワークの割合が増加している。働き方の多様化と併せて、国内企業でのクラウドサービスの導入も進んでいる。オンプレミスからクラウドへというシステムの移行の流れも顕著になってきた。また、さまざまなクラウドサービスも登場している。クラウドサービスは効率的で利便性が高く、導入コストが低いというメリットがある一方、セキュリティ面ではまだ課題があるのが現状だ。この記事では、セキュリティの課題とその解消の方法として期待されるクラウドセキュリティソリューションについて解説していこう。
記事 メールセキュリティ 「メール詐欺」年間被害額は190億円、今すぐ対処すべき社内の要注意人物「3タイプ」 「メール詐欺」年間被害額は190億円、今すぐ対処すべき社内の要注意人物「3タイプ」 2021/10/08 標的型サイバー攻撃の最大の攻撃経路となっている「メール」。かつては無差別、大量にばらまくスパムメールが主流であり、受信者が簡単に見抜くことができたが、現在は関係者になりすますなど、巧妙化・悪質化している。このような詐欺メールから会社を守るには、受信者に任せるのではなく、組織的な防衛が必要だ。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 組織の情報セキュリティ脅威第1位、今最も注意すべき「ランサムウェア」の実態とは 組織の情報セキュリティ脅威第1位、今最も注意すべき「ランサムウェア」の実態とは 2021/10/08 ランサムウェアの被害が急増している。対策が十分に採られていないリモート環境が標的にされていることや、誰でも容易に攻撃者となり得るようなランサムウェアのパッケージが登場していることなどが背景にある。警察庁の発表では、2021年上半期(1~6月)の被害相談は61件に上り、2020年下半期の3倍近くに上る。対策はもはや、企業活動を続けていく上での社会的責任ともいえる。今すぐにでも行うべき対策とは。
記事 セキュリティ総論 世界1位の不正メール被害国・日本、セキュリティの死角は「従業員そのもの」? 世界1位の不正メール被害国・日本、セキュリティの死角は「従業員そのもの」? 2021/10/06 クラウドサービスやリモートワークの導入により、従業員の端末を狙ったサイバー攻撃が増加している。こうした攻撃は、単にソフトウェアの脆弱性を狙った攻撃だけでなく、テレワーク下における従業員の「ストレス」や「人間関係の分断」などによる組織の歪みをも突いてくるのだ。テレワークが当たり前となる中、企業はどのようなセキュリティ対策を講じれば良いのだろうか。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 脅威レポートから考えるセキュリティ戦略、進化する攻撃者をどうやって食い止めるのか 脅威レポートから考えるセキュリティ戦略、進化する攻撃者をどうやって食い止めるのか 2021/10/01 企業に仕掛けられるサイバー攻撃、標的型攻撃はコロナ禍を経ても停滞せず、一層活発化している。攻撃者たちは日々セキュリティ対策を研究し、最新の手法を用いて脆弱性を突こうと狙っている。こうした攻撃に対して、いかに立ち向かえば良いのか。本稿では、「グローバル脅威レポート」における提言をもとに、これからのセキュリティ戦略の考え方を整理する。
記事 セキュリティ総論 リスクを可視化するには? 平時にこそ備えるべきサイバーセキュリティ「4つの対策」 リスクを可視化するには? 平時にこそ備えるべきサイバーセキュリティ「4つの対策」 2021/09/30 ランサムウェアが世界中で猛威を振るい、ビジネスに甚大なインパクトを与えている。業務停止や売上の低下を引き起こすだけでなく、経営者の辞任やブランド力の低下、雇用の削減にまで追い込まれる企業もあるくらいだ。身代金請求に応じて一時的に解決できたとしても、再三の攻撃を受けて被害を重ねてしまうことも多い。ますます巧妙化、高度化するランサムウェア攻撃に対して、企業側も対応を常にアップデートしていく必要があるだろう。今回はサイバー攻撃に備える、最新のセキュリティ対策について考えたい。