- 2006/06/01 掲載
富士ゼロックス、内部統制支援ソフト発売
富士ゼロックスは、内部統制を支援するソフトウエア「富士ゼロックス Apeos PEMaster(アペオス ピーイーマスター)」を開発し、6月7日から発売すると発表した。
会社法や日本版SOX法に伴い、企業各社の内部統制の整備・運用への取り組みが活発化してきている。
内部統制の取り組みの目的は、(1)業務の有効性および効率性、(2)財務報告の信頼性、(3)事業活動に関わる法令等の遵守、(4)資産の保全であると言われ、企業活動に関する透明性向上、情報の開示、説明責任など、社会的責任を果たしていくことにある。
この企業活動の社会的責任を果たしていくためには、活動の証拠となる「文書」を記録として確実に保管し、管理していく必要がある。その多くは紙文書で存在し、文書の電子化や情報管理しつづけるシステム構築が必要になり、企業各社が個別にシステムを構築するのは大変困難な作業とコストになる。
今回発売する「Apeos PEMaster」は富士ゼロックスで培ったドキュメントノウハウを基に開発され、内部統制に必要な文書の作成や情報の一元管理、活動プロセスの可視化を図ることで、必要文書の電子化および一元管理を支援するとともに、業務把握の効率化を図ることができる。
富士ゼロックスでは2006年4月、企業各社の内部統制への取り組みを本格的に支援していく内部統制ビジネスの専門営業組織「内部統制営業部」を新設した。文書化アドバイザリーを中心に基本方針の策定からシステム環境の構築、紙文書の電子化支援まで含めた総合的なソリューションを提供しており、このソフトウエアはシステム構築のベースシステムと位置付けている。
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