- 2006/06/19 掲載
NECソフト、顔認証技術を応用した顔写真トリミングソフトを発売
NECソフトは、顔認証技術を応用した顔写真トリミングソフト製品「FacedePhotoEditor」(フェイスデフォトエディター)の最新版を、本日より販売開始、7月初旬より出荷を開始すると発表した。今回の最新版では画像補正機能を追加し、ユーザーニーズによりきめ細かく対応できるようになったという。
顔写真付きの社員証、学生証、運転免許証、パスポート等を作成する際、それぞれの写真や、写真中の顔のサイズを一定の大きさに揃える必要がある。また、写真が暗かったりぼやけたりしている場合は画像補正を行い、修正する必要がある。通常は1枚1枚手作業で行うが、「FacedePhotoEditor」を活用すれば、トリミングと画像補正を自動で行うことができる。これにより、ユーザーのコストダウンと作成時間の短縮を実現する。
「FacedePhotoEditor」では、トリミングのためのロジックとして、NECの顔検出/照合エンジン「NeoFace」(ネオフェイス)の顔認証技術を、画像補正のためのロジックとして、NECの「PictMagic」(ピクトマジック)の画像補正技術を応用している。
今回の最新版では、画像補正機能を中心に主として以下の機能強化を行った。
1)明るさ、コントラスト、シャープネス等の補正を自動で行うことができる。また、手動で補正することも可能。
2)自動でトリミングした画像をプレビュー表示し、その一覧から再度手動で画像を補正することができる。また、プレビュー表示では、エラーになった画像を識別することもできる。
3)手動のトリミングにおいて、顔の傾いた画像を回転させてトリミングすることができる。
4)トリミングしたJPEG画像を指定したファイルサイズ以下に保存することができる。
これにより、トリミング画像のファイルサイズを揃え、ICカード等の媒体に格納可能な顔写真を作成できる。また、本データをICカードに格納することで、入退室時の認証に応用することができる。NECソフトの複合認証入退室管理システム「BiodePass」(バイオデパス)と組み合わせ、認証速度および精度の向上と、多くの利用者への対応が可能となる。
「FacedePhotoEditor」の価格は1000人分の顔写真トリミングで9万5000円(税別)、10000人分の顔写真トリミングで28万円(税別)となっている。NECソフトでは、今後3年間に100セットの販売を見込んでいるという。
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