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  • 2023/05/19 掲載

Azure VM Image Builderを解説、どのぐらいVM作成をラクに自動化できるのか?

山市良のマイクロソフトEYE

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「Azure VM Image Builder」は、AzureにおけるWindowsまたはLinuxの仮想マシン(VM)のマスターイメージを作成するためのインストール作業や設定、更新のすべてを自動化できるサービスです。このサービスを利用すると、自社のセキュリティ要件や、ネットワーク設定、必要なソフトウェアを含むカスタムVMのイメージをテンプレート化し、デプロイの一貫性を簡単に確保できます。

執筆:フリーライター 山市 良

執筆:フリーライター 山市 良

IT 専門誌、Web 媒体を中心に執筆活動を行っているテクニカルライター。システムインテグレーター、IT 専門誌の編集者、地方の中堅企業のシステム管理者を経て、2008年にフリーランスに。雑誌やWebメディアに多数の記事を寄稿するほか、ITベンダー数社の技術文書 (ホワイトペーパー) の制作やユーザー事例取材なども行う。2008年10月よりMicrosoft MVP - Cloud and Datacenter Management(旧カテゴリ:Hyper-V)を毎年受賞。岩手県花巻市在住。
主な著書・訳書
『インサイドWindows 第7版 上』(訳書、日経BP社、2018年)
『Windows Sysinternals徹底解説 改定新版』(訳書、日経BP社、2017年)
『Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版』(日経BP社、2016年)
『Windows Server 2012 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2014年)
『Windows Server 2012テクノロジ入門』(日経BP社、2012年)
『Windows Server仮想化テクノロジ入門』(日経BP社、2011年)
『Windows Server 2008 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2009年)
など

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Azure VM Image Builderについて解説する
(出典元: monticello / Shutterstock.com)

メンテナンス作業自動化が可能に

 Azure Marketplaceでは、WindowsやLinuxのさまざまなバージョン、ディストリビューション、およびアプリケーションを含むイメージが用意されており、Azureポータルなどからパラメーターを指定してデプロイするだけで、自動的にOS環境(アプリケーションを含む場合はそのアプリケーションの実行環境を含めて)がセットアップされ、数分で実行状態となり、利用可能になります。

 しかし、実際に運用環境まで整えるためには、必要なソフトウェアや更新プログラムのインストール、システム設定、セキュリティ設定など多くの作業が必要です。Azure Marketplaceのイメージは英語版(en-us)がベースなので、日本のユーザーの場合は、「日本語(日本)」(ja-jp)言語パックを追加して、表示言語やシステムロケール、その他の地域設定(タイムゾーンや場所)も行いたいはずです。

 Azure VM Image Builderは、2021年7月から一般提供されているVMイメージ作成自動化サービスであり、Azure VM、Azure Stack(Azure Stack HubやAzure Stack HCI)、Azure Virtual Desktop、Windows 365クラウドPC、あるいはオンプレミスのHyper-V用の第1世代または第2世代VMの作成を自動化することがでます。また、作成したイメージに対して、セキュリティパッチを適用するなどのメンテナンス作業を自動化することもでき、継続的にイメージを最新状態にすることができます。

 Azure VM Image Builderは2022年4月現在、33のリージョンで一般提供中ですが、日本では「東日本」リージョンで利用可能です。一般提供から数年たちますが、これまでは「Azure CLI(コマンドラインインターフェース)」または「Azure PowerShell」のコマンドライン操作と、JSONファイルの記述など、難易度が比較的高いため、このサービスについて知らない、あるいは知っていても利用に踏み切れないユーザーもいたのではないでしょうか。このサービスが、2023年3月末、Azureポータル機能をサポートするようになりました。


 VM Image Builderは、ソースイメージの指定、実行するカスタマイズ(コマンドやスクリプトの実行、Windows Update、再起動など)の定義、カスタマイズ検証コマンドの定義、イメージを配布する場所(Azureコンピューティングギャラリー≪旧称、共有イメージギャラリー≫、ギャラリー外のマネージドイメージ、またはストレージアカウント)を指定することで、サービスを構成し、イメージをビルドしてカスタマイズ内容を自動実行します。

 汎用(はんよう)化(Windowsの場合はSysprepコマンドの実行)の作業は利用者から隠されており、利用者はビルドが完了し、指定した配布場所にイメージが配布されるのを待つだけです。この一連の作業をAzureポータルから操作できるようになったのです。このサービスを利用するために、長期的なインフラストラクチャー(Azure VMを実行するためのAzureネットワークやストレージなど)、一時的なインフラストラクチャーを管理する必要もありません。 【次ページ】Azureポータルでの具体的な操作方法とは

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