- 2006/07/06 掲載
増加するスパイウェア、アドウェア~トレンドマイクロ2006年度上半期のウイルス感染被害レポート~
【セキュリティ】
これによると、2006年上半期の日本国内におけるウイルス感染被害報告数は4万2,741件と、昨年の上半期の件数(1万6,197件)から大きく増加し、昨年下半期の2万9,011件と比較しても増加傾向にある。背景には、ウイルス感染被害ランキング1位の「SPYW_GATOR」に代表されるように、スパイウェアやアドウェアの報告が継続していることが挙げられる。かつては主流であったメールやネットワークを経路とするワーム型の報告はボットを除いて、ますます少なくなってきている。
一方で、ユーザの個人情報を狙ったスパイウェアや、インターネット上での詐欺など、不正プログラムは金銭を目的とした悪質なものになり、その攻撃手法も多様化してきている。日本ではワンクリック詐欺が横行しており、詐欺サイトに仕込まれ、脅迫のメッセージを表示したり、メールアドレスなどの情報を盗む不正プログラムはワンクリックウェアと呼ばれるようになった。また海外では、コンピュータ内のデータを勝手に暗号化して、元に戻す為の身代金を要求するランサムウェアと呼ばれる不正プログラムの被害も報告されているとのことだ。
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