ローム、携帯電話向けリモコン機能付モジュールを開発

　半導体メーカーのロームは、携帯電話向けにリモコン送信機能付き4MbpsタイプIrDA FIR準拠赤外線通信モジュール「RPM972-H14」（サンプル価格300円／個）を開発、このたびサンプル出荷を開始した。
　本年11月から当面月産50万個の体制で中国にて本格的に量産を開始する予定である。

　昨今、携帯電話を中心に、小型で高速通信が可能なIrDA赤外線通信機能が標準搭載されるようになってきている。さらに、リモコン送信機能など赤外線を使った多機能化が進んでいる。

　今回ロームが開発したIrDA モジュール「RPM972-H14」は、現在量産中の世界最小面実装タイプIrDA通信モジュール「RPM971-H14」にリモコン送信機能を追加したものである。さらにリモコンモードで必要だった外付けの抵抗器（3216 サイズ）が不要となり、セット設計の自由化、省スペース化に貢献するという。