- 2006/11/29 掲載
RFIDに感染するウイルスなどを解説、東京国際セキュリティ・カンファレンスが開催
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東京国際セキュリティ・カンファレンス 実行委員長 里吉昌博氏 |
このカンファレンスは今年で4回目を迎え、世界各国のセキュリティ事情について、それぞれの有識者が直面する問題について発表する。
今年は最近発生したRFIDを通したウイルス感染、WMF(Windowsメタファイル)の脆弱性、知的財産権侵害、自治体におけるテロ対策といったテーマがピックアップされている。
開幕に先駆けて、実行委員長のエス・アイ・ディ・シー 代表取締役社長 里吉昌博氏が登壇。同カンファレンスを開催する理由について2点挙げた。
1点目は2003年当時、海外の技術者を来日させるカンファレンスというものがなく、グローバルな視点で セキュリティを考える場を提供する必要があったという点。
同氏は今のセキュリティ系カンファレンスが、日本版SOX法をはじめ法律倫理などのカンファレンスを行うのが実体であると語り、技術的な視点で考えるためにセキュリティの技術に特化した専門家を呼んでいるのだとした。
2点目は、日本が諸外国に比べてセキュリティレベルが低い点。カナダのカンファレンスで日本には2,100台の自由に使えるサーバがあるという発表を聞き、日本でのセキュリティ水準の向上を促さなければならないという使命を感じたという。また同氏は「日本はハッカーパラダイス」で、未だにアンチウイルスソフトを導入していない企業もある点を鑑み、同カンファレンスを通して日本におけるセキュリティ技術の向上を図っていくとした。
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