- 2006/12/27 掲載
ソフトバンクモバイル、3Gサービスエリアの拡大に活用しているNECの新製品
3Gサービスエリアの迅速な拡大に貢献
ソフトバンクモバイルは、3Gサービスエリアを拡大するため2007年3月までに、NTTドコモを上回る4万6000ヶ所の基地局設置を目指している。
この計画を実現するため、ソフトバンクモバイルは、今回NECが発表した新製品(独シーメンスと共同開発)の導入を進めているという。
NECが提供する新製品「RS381」「RS880シリーズ」は、基地局本体の制御部と、RRH(Remote Radio Head)と呼ぶ小型で屋外型無線部を分離している。RRHを制御部の近傍から数10km離れた場所に設置でき、さまざまな基地局設置条件に柔軟に対応できるという。
制御部とRRHは、既存の光ファイバーで接続できるため、制御部を交換局などに集中配備して、RRHのみをサービスエリアに張り出す方法や、制御部から小型のRRHを複数分岐してビル内や電波の届きにくい場所に柔軟に配置できる。基地局本体の設置場所を確保しにくいケースなどでも、簡易かつ迅速に3Gエリアを拡大・構築することができるのである。この装置の導入により、基地局の設置工事期間を約4分の1程度に短縮できるという。
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