- 2006/12/28 掲載
【ブレードサーバ市場調査】シェア別ではIBMがトップ、日立が2位に躍進
・2006年上半期の国内ブレードサーバ市場の出荷台数は、前年同期比46.3%増 ・同期国内サーバ全体における出荷台数比率は5.4%と、過去2番目に高い比率 ・前年同期と比較して、ベンダーの順位が大きく変動、日立が躍進 |
IDC Japanは28日、2006年上半期のブレードサーバに関する市場調査を発表した。ブレードサーバの出荷台数は1万6,534台となり、前年同期比で46.3%の増加となった。形状別の出荷台数比率でブレードサーバは、国内サーバ市場全体の5.4%で前期の6.4%よりは下がったものの、過去2番目に高い比率となった。
出荷金額および出荷台数は、ともに前年同期比で2桁のプラス成長を維持。市場拡大のペースは従来より鈍化してきたが、今後も高成長が見込まれる。
ベンダー別のシェアを見ると2006年上半期に大きな変動があった。出荷金額はIBMが1位、日立製作所が2位、3位がNECとなった。IBMは首位を維持しましたが、前年同期比で、シェアを9.2ポイント下げた。前年同期は5位だった日立製作所が2位に躍進。要因として、x86ブレードサーバの出荷が大幅に伸び、またIA64ブレードサーバの販売も軌道に乗り始めたがあげられる。
IDC Japan サーバ リサーチアナリスト 高藤郁雄氏は次のように述べている。
「ブレードサーバ市場は、いまだ成長過程にある。そのため、ベンダーのポジションは流動的である。市場が成熟する前の早い段階で、いかに市場シェアを獲得できるかが明暗を分けるであろう」。
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