- 2007/01/10 掲載
ユミルリンク、セキュリティ分野で米国特許を取得
XMLを用いたプログラムの情報漏洩・改ざんを防止
ユミルリンク(東京・渋谷区)は、XMLを基本構造に用いたシステム間で、セキュアなデータ通信を実現するために第三者からの情報閲覧や改ざんを防ぐ「情報交換システム」「情報通信端末」「情報交換方法」に関する米国特許を取得した。
この特許は、特にXMLで記載されたプログラムを分割ルールに基づいて複数の疎結合情報に分割する。疎結合情報とその分割ルールは、データ通信の際、複数の伝送経路を用いて送信されるため、情報の秘匿性を高められる。さらに、送信時にXML内で定義したネーミングルールを書き換えるため、万一その情報が漏えいした場合でもオリジナル情報の推定が困難となる。
会員情報やポイント情報といった重要な情報を取り扱うコミュニティやポータルサイトなど、複合的なシステムにおいて安全なデータの受け渡しが可能になる。格納したデータ自体の暗号化が可能なため、ユーザーが直接情報を入力するインターフェースから送信されたデータを暗号化するSSLなど従来の対策と併用することにより、より強固なセキュリティを実現する。
この技術は、ユミルリンクが提供する情報配信関連の既存製品への適用や外部企業との連携および今後開発を計画しているデジタルブック形式で収集したコンテンツを組み合わせて表示するマッシュアップシステムへの実装を検討しているという。
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