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  • 2007/01/26 掲載

【連載】ナラティブマーケティング:第2回 ヒット要因はどこにあるのか?(2/2)

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ヒット要因はどこにあるのか?


形態から精神的ベネフィットまで解読
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図3 形態から精神的ベネフィットまで解読
 まとめると、機能に対して感じるベネフィットが機能的ベネフィット、それを得られることによって感じる短期的な気持ちが情緒的ベネフィット、さらに中・長期的に情緒的ベネフィットを期待できることによって得られるベネフィットが精神的ベネフィットである。

 つまり、機能→機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット→精神的ベネフィットと深化し、精神的ベネフィットが意味の最も深いところに位置する。本稿では、この精神的ベネフィットをヒット要因と考える。

 そして図3は、形態から精神的ベネフィットまで解読できるようにまとめたものである。この流れに沿って考えていけば、精神的ベネフィット=意味の最も深いところ=ヒット要因たどりつくことができる。

 さて以下は日経ビジネス発表の2006年のヒット商品のランキングである。

1位脳を鍛えるゲーム
2位ニンテンドーDSLite
3位TSUBAKI
4位おサイフケータイ
5位Mixi
6位男前豆腐
7位アクオスハイビジョンレコーダー
7位ヘルシアウォーター
9位黒烏龍茶
9位カカオチョコレート
11位VIERA(薄型テレビ)
12位アクオスケータイ
13位オール電化
14位YouTube
15位復活牛丼
出典:日経ビジネス12月11日号


 次回はこの理論を用いて、1位の脳を鍛えるゲーム、3位のTSUBAKI、4位おサイフケータイを解釈し、そこに何が起きているのかを読み解くことにする。



村山涼一

中央大学法学部法律学科卒。オリコミ(現オリコム)、講談社、NTTアド、東急エージェンシー、旺文社を経て、現在フリーマーケティングプランナー。現在は、企業のマーケティング業務をアウトソースで請け負い、プランニング、コンサルティング、組織構築、社員教育などを行っている。



NTTコム、ドコモ、オリンパス、東京ガスの研修で採用された大ヒット商品ガイド。「必要なのは才能より技術」であると謳う村山式メソッドのコンプリートガイド


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