チェックポイント、中規模企業向けUTMアプライアンスを新投入

代表取締役社長 杉山隆弘氏（上）と、 セキュリティ技術本部長 卯城大士氏（下）

　発表に伴い、代表取締役社長 杉山隆弘氏は「ライセンス無制限」「アプライアンス」に対する要望が高かったと本製品発表の背景を語り、「中堅企業の複雑なセキュリティ要件を柔軟にカバーできる製品はなく」「後発だがコストと管理性能で差別化」したという。

　本製品は、ソフトウェア「VPN UTM-1」をベースに、スパイウェア対策、Webアプリケーション・ファイアウォール（WAF）、SSL VPN、IPSec VPN、ウイルス対策機能を持ち、アプリケーションレイヤのデータを監視して「ビジネスアプリケーションが安全に利用できているかどうかを精査する（セキュリティ技術本部長 卯城大士氏）」アプライアンス製品。

　また、サーバーなしのスタンドアローンで利用でき、単体でログレポーティング機能を持つ。次期バージョンではURLフィルタリング機能が加わる予定。

　スタンドアロンでの利用のほか、他のアプライアンスの管理、他のチェック・ポイント管理プラットフォームを基にした運用、の3つの形態で稼働できる。

　販売は3月1日から、既存ユーザー150社を中心に初年度5000台の売上を見込む。

製品ラインアップ

	UTM-1 450	UTM-1 1050	UTM-1 2050
イーサネット・ポート	4GE	4GE+4FE	4GE+4FE
FWスループット	400Mbps	1Gbps	2Gbps
VPNスループット	190Mbps	250Mbps	400Mbps
最大セッション数	50万	120万	200万
推奨ユーザー数	250	500	1000
予定価格	123万8,000円	230万円	286万2,000円

UTM-1