NECソフト、電子メールのフィルタリングと暗号化の両方を実現

　NECソフトは、2000年から「GUARDIANWALL」を提供しており、今回、PGP Corporation（米国カリフォルニア州）の電子メール暗号化ゲートウェイソリューション「PGP Universal」をラインナップに加えた。これでNECソフトは、機密情報を含む電子メールをゲートウェイで自動的に暗号化し、より安全な環境でメール送受信ができるソリューションを提供できるようになった。

　「GUARDIANWALL＋PGP」は、電子メールのフィルタリングと暗号化を実現する。まず、「GUARDIANWALL」によって、メールサーバを通過する全てのメールを検査し保存する。次に、「PGP Universal」によって、送信許可がおりたメールのうち個人情報や機密情報を含む重要なメールについては暗号化して外部に送出する。

　これら一連の流れは自動的に連携して行われるため、利用者に対し、暗号化の是非を判断するといった負担をかけることはない。また、クライアント側で先に暗号化してしまうとメールの検査や保存メールデータの監査が難しくなってしまうが、このソリューションではシステム側で検査・保存したあと暗号化する仕組みになっているため、検査や監査に影響を与えることはないという。