ＴＯＴＯ、ジョージア州の新工場棟稼働へ　米州の生産能力5割増

Shinichi Uchida

［東京　２２日　ロイター］ - ＴＯＴＯは２２日、今秋から米ジョージア州の新工場棟で衛生陶器の生産を始めると発表した。タンクと一体型の便器（ワンピース便器）の供給体制を強化するため、約３００億円を投じた。新工場棟の稼働により、米州での衛生陶器の生産能力は従来比５０％増となる。

ＴＯＴＯの海外事業は２０２５年３月期に中国大陸事業で減損損失を計上したが、米州事業は「ウォシュレット」の拡販などで増収増益だった。米州事業は今期も増収増益を見込んでおり、ウォシュレットと同様に戦略商品のワンピース便器の販売を促進するという。