NECと日本PGPがメール暗号化ソリューションバンドルで提携

　米国・PGPコーポレーション（以下、PGP）の子会社である日本PGP（以下、日本PGP）は、日本電気（以下、NEC）とメール暗号化ソリューションに「PGP Universal」を組み込むことで提携したと発表した。

　企業における暗号化のための戦略的な枠組みを提供する「PGP Encryption Platform」は、統合された複数の暗号化アプリケーションにわたってユーザ管理・ポリシー・プロビジョニングを共有可能とする。PGP Encryption Platform対応アプリケーションである「PGP Universal」は、PGP暗号化とデジタル署名を使用し、一括で定義されたポリシーに基づき、機密性のある電子メールのセキュリティを確保する。この暗号化はユーザに対して透過的であり、電子メールは受信者側の復号化能力に自動的に合わせて暗号化される。今回の提携によって、日本版SOX法への対応に備えた包括的な電子メールパッケージの提供が可能になったとしている。

　また、日本PGPは、PGP Universalをベースとするソリューションと合わせて使用可能な推奨システムとして、NEC Express5800/120Ri-2サーバが、国内メーカーとして初めてPGPコーポレーションの動作保証を取得したことも発表した。